国立がん研究センターがおととし、がんと診断される人のうち18歳未満の子どもをもつ人は年間、5万6000人にのぼり、その子どもの数はおよそ8万7000人という推計を発表しました。
結婚や出産の年齢が高くなっているため、がんのり患率が上がるころ、子どもがまだ未成年というケースは、今後も、増えるのではないかと考えられています。
“子どもへの告知”8割
では子どもへの告知はどうなっているのか。取材を進めると去年12月に、「キャンサーペアレンツ」という子育て中のがん患者でつくる患者会が、子どもへの告知について会員にインターネットを通じてアンケートを行っていました。
「伝えて良かったと思う」と答えた人は87%、「伝えて良かったのかはまだ分からない」と答えた人が13%、「伝えない方が良かった」という人はいませんでした。おおむね、伝えたことを肯定的に捉えているようでした。
◆キャンサーペアレンツHP
https://docs.com/yohei-nishiguchi/7619?c=VUshWh
子どもに伝えるときは3つの“C”を念頭に
がんと診断されることは、あなたにとってとても怖いことで、あなたの子どもにとっては更に怖いことかもしれません。
子どもには事実を隠しておいた方が良いように思えるかもしれませんが、実際は、子どもたちは何かが起きていることを察知し、あなたが伝えないでいることに、より怯えているかもしれません。では、どのように子どもに伝えたらいいでしょう?
・それはCancer(がん)という病気。
・それはCatchy(伝染)しない。
・そのCaused(原因)は、あなたや私がこれまでしてきたことも、しなかったことも、まったく関係ない。
あなたはがんの治療を受けるのに最高なところに居ることを説明します。
◆ホープツリーHP
がんになった親の子どもをサポートする情報やプログラムを提供
http://hope-tree.jp/information/cancercare-for-kids-01/
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170316/k10010913261000.html?utm_int=news_contents_news-closeup_002&nnw_opt=news-closeup_a