(この記事は「船橋市本町通りきらきら夢広場ブログ」と連動しています)

どうもおカタい話がつづいてしまいました。
ところで、私は船橋に「葉っぱ」をつくりに行くのですが、この「葉っぱ」について今日は説明を。
なぜ「葉っぱ」? といえば、それは今年船橋市が市制70周年で「第24回全国都市緑化ふなばしフェア」を開催し、それにあわせて「きらゆめ」のテーマも「育てようまちとみどりと子どもたち」だからです。たくさんつくって本町通りのお店や通り一帯にはりめぐらせようと考えているのですが、ではどこでそれをつくるのか。

10月4日に、御殿通りにある「コミュニティカフェひなたぼっこ」さんで13:30〜16:30まで、ワークショップ形式で制作します。また、川守商店さん隣に設置されるという「きらゆめステーション」でも制作していく予定です。どうぞみなさんご参加ください。

では、どうやってそれをつくるのか、といえば、手でつくるわけですが、私はこんなことを考えています。
先日、森田呉服店の森田さんに「葉っぱ」を描いて送ってもらったのですが、これをもとに「森田モデル」の葉っぱをつくります。送ってもらったのはいわば「原型」になります。

同じように、川守モデル、下山モデル、蔵本モデルなどがどんどんできていきます。そしてその自分のつくったオリジナルをもとにどんどん同じものをつくっていってもいいし、誰かのつくった「原型」をもとに、それをどんどん大量生産していってもいい。それはなにかひとつのDNAのようなものをもとに「葉っぱ」を増殖させていくような感じである一方、ひとの「原型」を使って自分がつくる、ということが、不思議なコミュニケーションになっていくのではないか、とそんな風に思い始めています。知っている人の「型」だったら、「え〜、あの人こんな葉っぱ描いたんだー」と、「葉っぱ」をなぞって切り抜きながら、不思議な追体験ができるかもしれませんし、またまったく知らない人のものなら、名前(ニックネーム)やどこの人かなど「原型」に記された情報をもとに、あれこれ創造をめぐらすかもしれません。

「型」はのこるわけですから、もしこの「きらゆめ」での展示が終わっても、また無数に再現することは可能なわけです。
きらゆめ」と同時開催される東通り商店街での「山口横町ストリートフェスタ」には、宮城県東鳴子のみなさんがつくった「湯けむり」がやってくるので、ぜひこの船橋の「葉っぱ」を東鳴子での展示に使いたいなと考えています。ちょうど「勘七湯」さんという江戸時代からつづく湯治宿の使ってない別館を、アートに貸してくれるという話が先週舞い込んできたので、そこでやろうかなと考えています。

ちなみに今日のブログでご紹介している画像は、私が仙台でやっている塾で、休み時間に(あくまで休み時間に)、「船橋でこんどこういうのやるんだけどさぁ」と説明してつくってもらった「原型」です。
おもしろいもので、というかうまくできているというか、自分のオリジナルをつくることにしか興味がない子どももいれば、それをたくさん複製することに命を燃やす子ども、自分の「型」はつくらず、「ひとのを増やしたい」という子どもと、実に多彩です。

船橋ではいったいどうなることでしょう。

(コメント:門脇篤