船橋から帰りました

門脇です。仙台に帰ってきました。
帰ってくるなり、日常が待ち構えており、もうあっちへ振り回され、こっちへ振り回されで、全然「アート」のできない毎日ですが、ふと船橋で過ごした日々を思い返すと、本当に毎日「アート」(私が言うアートですが)ができてよかったなぁと思います。実にいい経験でした。
観光地でもないのに、一日かけて船橋の町をあちこち歩いて回ったり、知りもしないお店の方に突然、「葉っぱつくってほしい」とか「葉っぱ飾らせてほしい」とか、「葉っぱやりますんで」とか話しかけてけげんな顔をされつつも、事情がわかるとほっとされたり、ぱっと顔が輝いたり。

そして週末の「きらきら夢ひろば」と「山口横町ストリートフェスタ」。晴れててよかったですねぇ。通りのあちこちにブースができ、苗木をくばったり、揚げパン売ったり、ジャズライブやっていたり。そんな中で私も「雲」浮かべたり、あれこれ試食してみたり。
船橋の、「町」を使ったそうしたダイナミックな取り組みには、これからの「町」のあり方をうらなう大切な何かが見出されるように思います。
「町」はただ単に人が集住している空間でもないし、ものを売り買いするだけの空間でもなく、そうしたことを通じて人と人とがなんらかのつながりをつくっていく場なのだと思います。

それは好きな人が好きなことだけして生きていけるような、そんななまやさしい空間ではありません。しかしそれだけにリアルで、感動のある空間であり、よりよくしていくに値する場なのだと思います。
私が思う「まちとアート」と、船橋の町の人が何とか進めていこうとしていることとが重なり、私には本当にいい経験になりました。
どうもありがとうございました。これを糧に、がんばっていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

なお、船橋滞在中の出来事については「きらゆめブログ」に、まだまだ書ききれていないところがあるので、これから順次、書いていきたいと思います。
再構成するようなかたちで書いていきますので、新しい日付ではなく、10月3日にあったことは10月3日の項に書いていきます。最後にこれを読めば、10月1日から6日までの私の滞在中に、私にどんなことがあったのかがすべてわかるような、そんなドキュメントをつくりたいと思っておりますので、時々、前の日付に記事が増えていないかチェックしてみてください。
それではみなさん、本当にどうもありがとうございました!

(コメント:門脇篤