今年7〜8月に宮城県塩竈市の本町通り商店街を舞台に開催した「もとまちアート海廊」。個性あふれる商店や倒産して10年間廃墟になっていた銀行跡地などを舞台に行われたこのアート・プロジェクトに取材したドキュメンタリー映画「街にはアートがいっぱい!」が11月に完成するそうです。
制作にあたった川崎けい子監督から、ご支援のお願いが届いたので以下転載いたします。いったいどんな映画ができたのか楽しみです。
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ご支援のお願い
日本有数の漁港・塩釜の中心として栄えてきた塩竈市・本町通り商店街(宮城県)。近年、マグロの水揚げ量の減少、大型店の進出などにより、車が通りすぎるだけで人の歩かない街となってしまいました。
この本町通りで、この夏、ユニークな街づくりのイベント「塩竃・もとまちアート海廊(ウォーク)」が行われました。これは、街そのものをアート(芸術)の視点で見つめ直し、街の魅力(すなわち人の魅力)を再発見しようというものです。
例えば、廃墟化していた旧銀行の建物の中に、現代アート作家の作品が展示されました。作品は、展示する場所との相乗効果によって輝きを増すものですが、逆に、展示された場所は、作品によって、新たな意味を持ちはじめます。建物自体は、作品が展示される前も後も同じなのに、別の意味をもつことで違って見えてくるわけです。
「塩竃・もとまちアート海廊(ウォーク)」は、アート作品自体を鑑賞すると同時に、作品が展示された場所に新たな光をあて、場所を見つめる試みだったといえます。
街に光をあててみたら、街はなんて素敵だったのだろう。そこに集う人びとはなんて魅力にあふれていたのだろう。お釜神社の藻塩焼神事や宵祭り、お神楽、みなと祭りなどずっと前から行われていた伝統行事も何か違って見えるようです。
この映画は、街にアートの光をあてて見つめたら、どんな風に見えるだろう、というものです。街のあり方を考えるための映画です。ご関心がありましたら、ぜひご支援をお願いします。
川崎けい子
◆ドキュメンタリー映画「街にはアートがいっぱい」を今年11月末の完成をめざして制作中です。その費用(編集費、音楽費、ナレーション録音費など)のご支援をお願いします。
◆ ご協力いただける方は、いくらでも結構ですので下記まで振り込んでください。その際、「街にはアートがいっぱい」制作支援、と明記してください。
1万円以上のご寄付をいただいた団体・個人の方には、完成した映画の私家版VHSビデオをお届けします。
郵便振替口座番号 00110−8−352894
口座名称 川崎けい子
☆問い合わせ
オフィススリーウェイ 川崎けい子
東京都台東区日本堤2−11−3−401
Tel/Fax: 03-3871-0539 Email: k-grim@fb3.so-net.ne.jp