市民トラストの森「仁田谷地(にたやち)」をフィールドに、いろいろおもしろいことをしたいと考えている「せんだい・市民の森」を創る会の上原さんとお話ししました。聞くと「仁田谷地の森」はうちのすぐ近くです。エゴノキというのがあって、6月頃には真っ白の花を咲かせるのですが、それが下向きに咲くので、まるで森のシャンデリアのようだそうです。
ヘンリー・ムーアの故郷にあるスカルプチャー・パークでの市民参加によるほとんどいわゆるインスタレーションのような展示の写真を見せられ、何をしたいと思っているのかがすぐ了解できました。
よくスケッチに行っていた頃に「発見」した仙台の郊外にある集落の話や、東北の庭にも話が及び、たいへん有意義な時間でした。
今年の夏、札幌にあるイサム・ノグチが設計した「モエレ沼公園」とそこで行われている「SNOWSCAPE MOERE」を取材してきましたが、公園がアートの拠点として機能している例はすでにいくつかあるので、仙台でもそうした事例をつくっていけたらと考えています。
(門脇篤)