「アークリ」準備〜原広司建築に毛糸

明日は21日から始まる「アークリ〜アートなクリスマスのためのプロジェクト」の搬入・設置作業が行われます。
門脇篤まちとアート研究所では、毛糸のクリスマスツリーを公開制作いたします。オーナメントづくりには来場者の方も参加いただけます。

右は05年のクリスマスに横浜の東京ガス環境エネルギー館でやった同様の展示ワークショップのようす(詳細はこちら)。
今回は会場の天井の高さもあるので、こんな大きくはなりませんが、かわりに白い毛糸に何色からのライトを当てて、光で若干遊びを加える予定です。

そしてこれ。会場となる仙台市市民活動サポートセンターは、昨年から広瀬通り沿いの原広司設計によるこの建物に移ったのですが、これがなんともおもしろい建物です。
「アークリ」の会場が建物内の地下とあって、その熱気や何かが外へ伝わらない、と考えた村上タカシ氏が、「外に毛糸やってみれば」というので一応提案のためにイメージスケッチを描いて送ったのですが、

どうせムリだろうと思っていたところ、「明日夕方からできます」との連絡。
明日の夕方4時半から5時半までの1時間、外壁に毛糸を設置する作業が見られますので、興味ある方はどうぞ。作業に参加してくださってももちろんけっこうです。
ピンクの毛糸を設置する予定ですが、この毛糸は4月に一本北側を走る定禅寺通りで行った「けやきに花を」というプロジェクトで使ったものを使用します。タイトルは「あの毛糸」です。

また、会場ではマルチプル作品として、アート作品の販売も行われます。
当研究所は、リースを毛糸を使ってツリーにした「ツリース」の販売を行います。完成品1つと、それとおんなじものができあがる組み立てキット1つがクリスマスボックスに入って1000円の予定。私が公開制作をしているときには毛糸のクリスマスツリーの足元で販売し、その場でワークショップ的にツリースの制作もやろうかと思います。構造はたいへんシンプルなので、いろいろ工夫して自分だけの毛糸のクリスマスツリーをお持ち帰りいただけます。
なお、当研究所では毛糸のクリスマスツリーの出張制作も行っています。個人向けオーダーメイドのインスタレーションといったところでしょうか。昨年はこちらの住宅展示場とこちらの個人宅で制作いたしました。お気軽にお問合せください。
門脇篤