仙台市青葉区錦町にある「ギャラリー青城」で行われている佐立るり子さんと大嶋貴明さんの個展(それぞれ別会場)へ行って来ました。
大嶋さんはほぼ20年ぶりに人に見せるために描いた、というめったに見られない展覧会で、すべて油彩による抽象画。小品から150号の大作(これがギャラリーに入る一番大きいサイズとのこと)まで、実に見ごたえのある作品でした。
佐立さんの作品は、これまで通り炭をもちいた、本当にすばらしい作品と、新たな色彩をグリッド状に配置した油彩から発展してきた作品による10数点の展示で、それぞれ石巻と仙台で並行して制作したものだそうです。
私は本当に炭をもちいたシリーズが大好きで、今回はコラージュもほどこされ、若干新たな要素が加わっていますが、おおむねこれまでの作風を継承しながら、よりいっそうの鍛錬が見られる秀作ばかりです。
ほとんどが数万円台というお求め安い値段なので、みなさん、ぜひこの機会に一度ホンモノを見て、新生活の部屋に飾るというのはどうでしょう。あんな絵が部屋にいつもあると、きっととても豊かな気持ちになれると思います。
私もがんばって人並みの生活ができるようになって、ああいう絵を部屋に飾りたいなぁと、今まで全然思いもつかなかったことを思いました。
展示は明日まで。
2008年3月19日(水)〜3月24日(月)
11:00〜19:00(最終日18:00)
ギャラリー青城
〒980-0012 仙台市青葉区錦町1-12-7-1F
022-222-8067