一昨年の夏、イサム・ノグチがグランドデザインを手がけた札幌のモエレ沼公園を訪れ、そこで行われている「スノー・スケープ・モエレ」について、学芸員の宮井さんにお話をうかがう機会がありました。それは公園がひとつの市民参加の場になりつつあり、アート企画などがどんどんあがってきている、という話で、今年も来週から「スノー・スケープ・モエレⅣ」というかたちで開催されるようです。
「ウィンターウィンター・アート・ミーティング」ということで、「市民がつくるアートプロジェクト」という青森での事例が紹介される予定なのもよくわかります。
そしてまた、公園という、日本ではどちらかというとこれまで管理する側が提供してきたような場所が、やっぱり「”公”園」だったんだ! という当たり前の気づきと、そうした場に心血を注いだイサム・ノグチの卓見とが交差する実験的な場として。
今年は北海道、ぜひ訪れたいですね。
(門脇篤)