「四季彩旬報」、去年の10月に行われた「幸福の黄色い毛糸」も載ってますね〜
ということで、古川では四季彩通りのみなさんには残念ながらあえなかったのですが、気をとりなおして47号線を岩出山・鳴子方面へと向かいます。
古川と鳴子はJR陸羽東線が結んでいますが、JR東日本の協力を得て、このローカル線の無人駅9駅に、昨年は「りくとうナイン・ストーリーズ」と題してノートを設置し、利用者からストーリーを募集しました。
企画終了後もノートの保存状態のよかった東大崎駅と川渡温泉駅には「りくとうダイアリー」としてノートを置かせてもらっていましたが、いったいどうなっているでしょうか。ほぼ3か月ぶりです。
ありました、「りくとうダイアリー」。
けっこうくたびれていますが、健在です。
ほぼすべてのページにいろんなことが書かれています。
しかし夏の「りくとうナイン・ストーリーズ」の時の方が不思議な緊張感のある文章が多かったのですが、あれはなんだったんでしょう。ずっと置いてあると緊張感なくなってしまうのかもしれませんね。
このノートの収穫のひとつとしては、今まで何ひとつなかった駅舎にノートが置かれることで、「じゃ私も」みたいにだんだんグッズが増えてきたことで、東大崎駅では地域の情報や「自転車課します」みたいな張り紙まで出現。川渡温泉駅では地元紙・河北新報の大崎版に寄稿されている方だと思うのですが、ご自身のコラムをまとめたファイルを掲示されていたり、なんというか、「アート」をとっかかりにして日常空間をちょっと変えることで、それと共鳴したり、利用したりして、自己表現が生まれたり、社会参加が増加したりというのがおもしろいですね。
そういう事例みたいなものをもっと「アート」の価値としてちゃんと集めていくといいんでしょうね。
(つづく)