2006年のちょうど今頃、宮城県美術館の県民ギャラリーの壁をきれいにしようと、当時宮城教育大教授だった高山登先生を実行委員長に、ボランティアを募集し、「ホワイト大作戦」なるペンキ塗りが行われました(詳細はこちら)。
宮城県美術館はちょうど20周年を迎えるあたりで、美術館になじみのない人にも美術館にかかわってもらおうという趣旨でもあったと記憶しているのですが、私自身、アートをやっているとはいえ、全然、美術館とはかかわりがなかったので、この企画を通じてほんの少しですが美術館の人と顔見知りになったような、個人的にはそんな企画でした。
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私は3回くらい朝から夕方までペンキ塗りに参加し、塗るのが純粋に楽しかったのと、それから白くなった県民ギャラリーで、高山先生が私の白い毛糸に3色のライトをあててくださり、思いもよらぬアート作品ができたのが何より印象に残っています。
しかし今のペンキは全然ペンキくさくないんですね。
あれからもう3年ですか。美術館にはあいかわらず年に1回も行かないかもしれません。
(門脇篤)
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