ビンゴの商品でしょうか。
「彩かさね」さんという和服のリメイクの方のためにつくったチラシもできあがって並んでいました。
小物は幅広い年代に人気ですね。
しかしごったがえしている、といった感じで、下は小学生から上はお年寄りまで、若い女性も含め実にいろいろな年代の方が来ています。
何があるわけでもなく、ただ何か食べて、何かが買えるという場所なわけですが、こんな雨の中、人が来る。別にここが知的障害者授産施設なので善意で来ている、とかいうわけではないと思います。
逆に言うと、私が田舎の方でやっているアートではほとんど人が来ません。そこでは何も買えないし、ひとつのところにいろんなものが集まってもいないからなのかもしれません。
ということは、人を集めるには何かが買えて、一箇所にいろんなものを集めればいい、ということになる気がします。そしてそれはまったく当然のことのように思います。
が、どうなんだろう。そういうことがやりたいのだろうか。もし違うのなら、例えば、ほんの一握りのコアなファン、こちらが関心をもっていることに本当に関心があって、末永く関係性を築いていけるようなサポーターをつくりたいのなら、そういう目的意識と方法論、評価方法をつくっていかねばならないでしょう。むろん、白か黒かと簡単に線引きをできるようなものではなく、グラデーションのようになった目標に対して、その都度作戦を立て、検証していくようなものになるのでしょうが。
(門脇篤)