「アートフェスティバルin仁田谷地」はじまりました!

仙台市郊外にある市民トラストの森「仁田谷地・市民の森」を舞台に、今日から25日(日)まで「アートフェスティバルin仁田谷地」開催です!
全体の印象としては、準備期間がほとんどなく、とりあえずやってみるか状態での発進が、かえってライブ感となり、手作り感あふれるなんともいいフェスティバルになっているように思います。

10数点の作品がよく手入れされた自然林の中に展示され、お昼前にはモンゴルからの兄弟による馬頭琴コンサート。コンサートのあとはなごやかにモンゴルについての質問コーナーが行われ、「芋煮」タイムへ。
「芋煮」は宮城・山形の秋の風物詩で、トン汁のようなものをつくって自然の中で食べます。

私はこれまで船橋、岩見沢、宮城、松本などでつくってきたプラダンの箱で「茶室」空間をつくり、その中でまた「箱」をつくるワークショップをやったりしましたが、来たこどもたちにはやはり好評でした。

大人にはごろ寝が好評で、寝転んで見上げるとちょうど木のこずえの間に空が見え、みなさんまったりとした時間を過ごしていかれました。また、そうしてゆっくりした人は次にやって来た人に「いいから寝転んでみて」と必ず強要していました。
ところで、この「茶室」の2畳という大きさは寿町や西成で泊まったドヤとおんなじくらいだと気づきました。今度はどこかで「ドヤ」をつくろうかと思います。

「芋煮」のほかにも、山口さんによる「野点」も振舞われ、入れ替わり立ち代り訪れた60〜70人の人は本当に森に癒されて帰っていきました。
森がこうしていろいろな表現や参加の場として活用されていくのは、実におもしろい試みだと思います。「公園」の原型ですね。
来年、お楽しみです。

門脇篤