「たあみなる2010〜タウン誌「たあみなる新宿」から見るコミュニティ展」

9日から3泊4日で新宿・歌舞伎町に滞在していました。
歌舞伎町2丁目にある稲荷鬼王神社では、6年ほど前から10月19・20日の「えびすまつり」の期間中、境内に懐かしい昭和の広告や写真、地図などを「昭和の時代展」と題して展示していらっしゃいます。
今回、1980年に創刊され、3年間ほど出版されたタウン誌「たあみなる新宿」のかつての発行人だった植木智一郎氏からほぼ全巻が寄贈され、特別企画として展示することになりました。
その折、鬼王神社の大久保宮司は「自分のまちの雑誌であり、自分が選ぶよりも外からの視点で紹介してもらった方が面白いものができるのでは」と考え、折から「歌舞伎町2020」なる企画をタウンマネージメントと進めていたアートNPO「コミュニティアート・ふなばし」に展示企画を依頼。さらにコミュニティアート・ふなばしから私・門脇に「いっしょにやらないか」との依頼が舞い込んだわけです。
今回、歌舞伎町に滞在し、「たあみある」を通して歌舞伎町を見るという機会に恵まれ、非常に特殊な視点からこのまちと関係を持つことができたと思います。
当時の発行人である植木さんへのインタビューのほか、魅力的な連載コラムを書かれていたマリカさんとのメールのやり取り、当時の掲載店の「今」をさぐる歌舞伎町まち歩き、そして何より大久保宮司から語られる鬼王神社のこと、まちのこと。
ついこの間まで縁遠いまちだった歌舞伎町が、本当に親しいまちへ、大切なまちのひとつへと変容しました。
滞在中のあれこれはこちらに書いていこうと思っています。

「昭和の時代展」そして特別企画「たあみなる2010〜タウン誌「たあみなる新宿」から見たコミュニティ展」は2010年10月14〜20日、歌舞伎町2丁目にある稲荷鬼王神社境内にて行われています。19・20日には「えびすまつり」も開催されます。
どうぞみなさま、足をお運びください。