6月22日(日)
昨日に引き続き、宮城県社協さんの車で栗原市へ。8:25栗原社協到着。
朝のスタッフミーティングのあと、ボランティア班のミーティングに出席。
今までは、ボランティア関連の電話もすべて社協の電話番号になっていたため、
ボランティア受付専用番号を設置した。 

本日も、ボランティア班に入り、職員のサポートならびに全体の流れづくりに
取り組んだ。具体的には、ボランティアの受付窓口業務、ボランティアの派遣。
また、昨日に引き続き、各地区の推進委員長等に集約していただいたボラン
ティアニーズの再確認作業を派遣スタッフである登米市社協さんにいっていただく。
その他、ボランティア受付マニュアルの仕上げ。各種様式、チラシのアップデート版を
作成。様式のファイリング等、今まで手がまわらなかった事務作業を行い、スムーズな運営のための環境整備に取り組んだ。

○本日の動きなど

東北福祉大学の先生と職員の方が来訪。栗原市社協の職員さんとともに対応。
学生ボランティア派遣の必要性ならびに活動内容等についてお話しさせていただく。
このあと避難所に行かれるとのことであったので、詳細については、現場をご覧に
なり、スタッフと話をしてから判断していくということになった。
(この件については、後で動きあり。)

家の片付けの依頼に応じて、お手伝いに行ってくださった地元ボランティアさん
(男性1名、女性3名)からは、家具の転倒、陶器・ガラス類が割れて散乱して
いる様子は、予想以上であったとの報告を受ける。倒れているタンスを起したり、
台所、お風呂のそうじを行い、お風呂は今日から使える状態にしてきたとのこと。
まだまだ片付けは必要だが、骨董品等も多く、残りのものは、じっくり選びながら
片付けたいとのことで、今回のボランティア依頼はとりあえず完了。

18:20〜19:30 スタッフミーティング

石楠花センターで、子供の遊び相手をしてくださった大学生ボランティアが非常に
喜ばれた。はじめはお母さんにくっついていた子供たちが、大学生のお姉さんたち
とすっかり仲良くなり、また来て欲しいとの声が。子供たち自身も嬉しかったようだが、それ以上に、お母さん方から非常に助かるとの声が聞かれた。子供たちをかまって
あげたいが、その余裕がない状態。できれば、放課後や、学童保育のない土日に、
継続的に顔を出してもらえないかとの要望も。

土日は、避難所への家族や親戚の訪問も多く、一時帰宅が可能な方は、息子さんや娘さんに連れて帰ってもらう方も多い。あるいは、車で買い物に連れて行ってもらう人の姿も見受けられる。
避難所入居者で、体調を崩し(血圧がかなり高くなり)、入院した方がいる。施設へ
入所された方も1名あったとの報告を聞く。

1週間が経過し、いつ戻れるのかという不安と苛立ちがかなり見られてきた。
避難所にいる職員からは、気持ちを和らげるような働きかけが必要であるとの意見が多く出た。マッサージが喜ばれているそうである。

20:00県社協さんの車で栗原市社協を発つ。本日が最終日のNPO愛知ネット・
南里さんとともに、スタッフの皆さんから盛大なお見送り!をしていただき、
とりあえず2日でも何かお手伝いできたのであれば、伺った意味があったのでは?
という思いと、気になることがまだまだ山積みの状態・・・でも去らねば・・・という
複雑な思いで栗原を後にした。

仙台に戻り、明日から再度現地入りしてくださる浦野さんに報告、引継ぎを行った。

今回私へ求められたことは、ボランティア班の調整や職員の方々のサポートであった。また、私の滞在期間中がボランティア班の市社協職員の休暇日であったこともあり、
避難所へ足を運んだり、被災者と直接触れることはできなかった。ゆえに、避難所での様子は、報告でうかがったことであり、私の感想や意見は、現場を見ていないうえでのものとなっていることをご了解いただきたい。