1月16日に防災授業を実施!
自分で自分の身を守るという当然なことが今の子どもたちが理解
でき、大人たちもこの大切さを伝えることができるのだろうか。
そして子どもたちが少しでも主体的に防災や防犯について思いを
巡らしてほしいと、今回の防災授業のプログラムを作りました。
私は子どもたちに接する仕事や地域活動、また「自分の責任で
自由に遊ぶ」ことをモットーとしたプレーパーク活動などの体験
からプレーリーダーの若者たちと「地域の気になるところウォッチング」のワークショップ
を開発し、地域やNVNAD主催でも実施してきました。子どもの目線で地域を探索しその気づきを大人も共有するというこのプログラムを下敷きにして、出前プレーパークで繋がりのあった西宮市立樋ノ口小学校から打診があったおり、1校時の授業用に作り直して実施することになったのです。
今回の防災授業はNVNADとして初めての試みでしたが、実施にいたるまでは樋ノ口地区青少年愛護協議会役員の方々にお世話になり、防災担当の先生をはじめ3学年の先生方とも協議を重ねました。授業をNPOに任せることや地域団体が介入するということなど、学校現場としてはなかなかできないことかもしれませんが、様々な繋がりがあってこそ実施できたのではないでしょうか。単に「防災授業を実施した」というのではなく、NVNAD本来の意義も達成できたと思うのです。
1月16日の5校時に行われた授業には、166人の生徒と共に地域の方たちや保護者も30人ほど参加。グループ分けゲームの後、メンバーが協力して防災ダックゲーム(写真)や校内図を利用した図上ウォッチングに取り組みました。楽しみながらも、「学校で地震に遭ったとき、どこが危険でどこが安全なんだろう」と真剣に考える子どもたち。「もっと時間があったら良かったですね」といわれた担当教諭のことばと、震災時の体験を交えた終わりのことばを聞いていた子どもたちの真剣な眼差しが印象的でした。
なお、子どもたちがマーキングした校内図は検証し、コメントを子どもたちに返す予定です。またその結果についてもお知らせできると良いですね。