豪雨災害のあった山口県防府市へ

7月21日に発生した豪雨による被災地・山口県防府市での活動
について報告させていただきます。

7月30日の夜山口入りし、防府市・佐波川流域災害ボランティア
センターを訪問、まず現状報告等をうかがったうえで、翌31日〜
8月2日まで(最終日は半日でしたが)マッチング班のスタッフと
して活動させていただきました。

マッチング班とは、受付を済ませたボランティアさんをニーズ(被災者からの依頼事項)とマッチングさせ、活動場所に派遣する部署です。

現時点での作業内容のほとんどは土砂撤去で、作業上の注意点をはじめ体調管理や衛生面における注意等をオリエンテーションした後、各活動場所へ手配した車両で送り出します。

また、現場との調整、作業を終えたボランティアさんを迎えに行く車両の手配、戻ってこられた際の飲み物等の準備、そして活動報告をうかがうのもマッチング班の仕事です。猛暑の中、泥だらけで必死に作業してくださるボランティアの皆さんには本当に頭が下がります。何から手をつければよいのか途方に暮れている被災者の方もたくさんおられます。

10日あまりが経過し、被災者の方々の疲労や不安はかなりのものだと思います。そのような中、思いをもって駆けつけてくださるボランティアさんの存在は、被災者の方々にとって作業そのもの以上に意味深いものに違いありません。

マッチング班では、単にニーズとボランティアのマッチングだけでなく、思いを被災者の方々に少しでもお届けできるマッチングを心掛けています。スタッフの皆様も、疲労がピークに達しておられることと思いますが、積極的に声を出し、ボランティアさんとのコミュニケーションにも努力されていました。

スタッフの皆様とは2日半とは思えないくらい、密な時間、そして思いを共にさせていただいたことに感謝しています。また是非お伺いしたいと思っています。

最後に、ボランティアさんが笑顔でお話くださったエピソードを
ひとつ。

「我々が一生懸命作業をしている裏手で、おばあちゃんが必死で
水を汲み上げていたので、何をしているのかなぁ?と思っていたら、
スイカを冷やしてくれていたんです。今まで食べた中で1番美味しい
スイカでした!」