ボランティアバス第3弾(1日目の活動)

5月1日(日)14時に西宮市役所前を出発しましたボランティアバ
ス第3弾ですが、西宮インターチェンジから名神高速に乗り、米原
で北陸自動車道に、新潟で磐越自動車道、福島県郡山で東北自
動車道に乗り、最後は、八戸自動車道の九戸(くのへ)インターチ
ェンジで高速を降り、国道で久慈市内を経由して岩手県野田村に
翌2日の朝8時に到着しました。
行きのバスの中では、スタッフから現地の状況やボランティアするにあたっての注意点などを説明させていただいた後、マイクを回して一人ひとり名前と所属と参加した動機などについてお話をしていただきました。
現地に到着後、参加したボランティアの皆さんに、NVNADのゼッケンと腕章をつけていただきました。

作業に取り掛かる準備ができた後、野田村役場横にある野田村
災害ボランティアセンターに寄って、作業内容についての指示を
受けようとしました。ただ、この日は、前日の夜に低気圧が通過
した影響で、朝から猛烈な風が吹いており、作業ができるかどう
かの判断を待ちました。
9時過ぎに作業OKとのことで、ボランティアバスで参加したボランティアさん18名の内、10名は津波で流された地域の側溝にたまった泥だし作業を、また残りの8名は、戸別訪問をすることになりました。

側溝の泥だし作業の方は、ショベルカーの作業員との共同での
作業となりました。ただ、風が強くて目を開けているのも大変な
状況で、砂や物が飛んでくるので、NVNADスタッフが急きょヘル
メットとゴーグルを買出しに行き、ボランティアの皆さんにお配り
させていただきました。
幸いケガ人は一人もなくてよかったですが、こういう状態の中でのボランティアさんの安全管理については、もっと配慮(NVNADとして中止の判断をすべきであったのではないか)が必要ではなかったかというご指摘などを受け、NVNADとしても今後の大きな課題にさせていただきたいと思います。

戸別訪問のチーム8名は、2名一組に分かれて、一軒一軒回って
いきました。今回は、神戸のエールフロム神戸さんからいただきま
したバームクーヘンやクッキーなど(写真)を被災したご家庭にお渡
しさせていただきながら、(神戸のバームクーヘンやクッキーという
ことでとても喜んで受け取って下さいました。)被災された皆さんと
お話をさせていただいたり、家の片づけや泥のかき出し作業などをお手伝いさせていただきました。地震から1か月半以上が経過していますが、野田村の中でも地域や家屋によってはまだまだボランティアの手が必要ではないかと感じました。特にお年寄りだけの家庭では、泥かきなどの作業はとても重労働でかなりの負担だと思います。
1日目の作業は15時30分過ぎに終了し、バスに乗り込み久慈市内の宿泊場所に移動しました。18時30分からは全員で一日のふりかえりをして一日の活動を終了しました。