5月4日、野田村での活動を終えたNVNADスタッフの一部は、青森県弘前市へと移動。弘前大学で、前々日、八戸市社会福祉協議会で合意された、野田村を中心とする三陸北部海岸地域の被災地支援のためのネットワーク構築に関する会合に出席しました。
この会合には、NVNADスタッフのほか、弘前から野田村支援に入っておられる関係者(弘前大学の関係者や弘前市内に拠点を置く野田村支援団体の関係者)などが参加しました。
八戸市での会合と同様(5月2日のブログも参照ください)、京都大学の永田先生から、今後、野田村など岩手県北部被災地の復興を、北から、長期的に支援するためのネットワーク体制を、八戸、弘前、関西の諸団体が中心となって構築することが提案されました。
弘前での会合でも、先日合意した八戸の皆さまと同様、弘前や八戸の皆さま、NVNADとの間で、上記を目的としてゆるやかなネットワークを構築することで合意しました。また、ネットワークの当面の名称を「三陸地方を北から支援する会」(仮称)とすること、共同代表数名の体制とすること、息長く被災地を支援するとともに、ネットワークに参加する皆さまの情報交換、共同活動の拠点となる現地拠点(事務所)を設ける方向で努力することなどでも、意見が一致しました。さらに、これとは別に、お互いのこれまでの支援活動の中味や今後の予定についても詳細な情報交換を行いました。
これまでそれぞれに野田村で活動を展開されてきた八戸、弘前、そして、関西の団体が、現時点で活動を振り返り、互いに連携を深めていくことには大きな意味があると考えます。NVNADとしましては、これを機に、野田村の皆様の立場にたって、野田村の皆様から見て、支援を息長く継続して、被災地の復興にむけて、さらに力を尽くしたいと思います。
このネットワーク「三陸地方を北から支援する会」については、まもなく、その詳細が固まる予定ですので、近く、より具体的なことをこのブログ等を通じてお知らせできる予定です。