先日5月1日〜4日までボランティアバスに参加して下さったボランティアさんたちの感想をお伝えします。
・はじめて参加させていただいて、どのようにお声かけをすれば良いかわからなかった
んですが3回目のFさんと一緒に同じペアで訪問させてもらって、スムーズにお話がで きた。
・お話を伺っていると、半月前に依頼されたご自宅前の泥かきがまだ手つかずだという ことがわかった。「皆さん、同様な状況だから・・」、と半ばあきらめ顔の被災者の言葉 が印象的でした。
・仮設スーパーから本来のスーパー営業に戻られたそうで、少しずつですが復興への
兆しが見れてよかった。
・正直、町の状況がひどすぎて、そこで人が生活していたという現実感が感じられなか った。土の中から生活の痕跡は見つかるのだが、そこで暮らしていたことが想像でき
なかった。
・側溝からの泥出しを担当したが、作業自体はみんなで連携して要領よくできたんじゃ ないかと思う。作業終了時間が15時過ぎでは早い気がしたが、疲れはたまったので これぐらいでちょうどよかったかもと思った。
・地域だけではなく、家庭によっても被害が異なり、それに伴いニーズが違ってくる。
・同じ作業を被災者と一緒にすることで、距離が縮まり、深い会話ができた。
・お手伝いに行くと、お菓子を頂いたり、身体の事を心配して下さったり、我々がとても
励まされる。
・今回が初めての被災地でのボランティア活動だったのですが、実際にテレビで見る光 景が目の前にあり、あまりにも衝撃的で言葉になりませんでした。
・戸別訪問では、被災地の方と何から話したら良いのか最初は戸惑いましたがNVNAD
の腕章とお菓子を渡すというのがとても良いきっかけとなり、向こうの方も快く迎え入 れて下さったのがすごくうれしかったし、安心しました。
・話を聞いていく内に、被災者の方も楽しんで私たちと会話して下さっているのが分かっ たし、こちらも笑顔で話すことができた。「庭がきれいになったら見に来て下さい」と言 われ、絶対にまた来ようと思ったし、学生がこうしてつながりを持つことで、元気を与え られるのであれば手紙だけでも送ろうと思いました。
・映像としてではなく、肉眼で見る被災地は恐ろしかった。泥のかき出し作業をしていて 生活感があるものが出てくると特にそう感じた。
・1日かけて泥出し作業をしても、やっと1軒の作業が終わる程度などで、まだまだボラ
ンティアは必要だと思った。作業を行ったご自宅の方から「ありがとう」と言われて本
当にうれしく感じました。
・ボランティアには初めて参加しました。到着するまではその日の作業が正確にはわか
ならいという状況の中で、リーダーの的確な指示、自身で自分の動きを考える皆様の
創造力には感動しました。即席チームであるにも関わらず、役割分担を決め、効率よ
く作業をするボランティアの皆様は素晴らしいと思います。
・ボランティアは日本ではそれほど活発でないと認識していましたが、本日参加して、
日本流のボランティアは根付いていると感じました。
・3回目に訪問したお宅の方から、私たちに出会えて生きる喜びを感じた、津波があっ
て失うものも大きかったけど、得たもの(私たちボランティアとの出会い)もあった、とも
おっしゃっていただきました。これからも長い間時間をかけてお付き合いしていきたい
と思いました。
・日常生活がむき出しにされた景色を生で見て、テレビで見るのとは違った悲しい気持
ちになった。
・溝の泥かきは思っていた以上に力仕事だったが、非常にやりがいがあった。
・最後に少しだけガレキの撤去を行った。その時にその家の隣人の方が来られており
感謝して下さった。こんなにも大変な状況で感謝できることがすごいと思った。もっと
出来る限り力になりたいと思った。
・今回の参加を機に、これからも長い目で、少しでもお役に立てるように、何かに参加さ
せていただきたいと強く思いました。
・家が水に浸かってしまい、1カ月半毎日掃除しているがなかなか終わらないそうでう
で、今日一日お手伝いしていても、まだまだ汚れているところがあった。他にもこのよ
うな家はたくさんあると思うので、人手は足りていないと思った。
・軽自動車で通りかかった男性が、泥かき作業をしていた場所から、少し役場寄りの跡
地に立ち寄ってただずんでおられた。こちらに話しかけて来られ、ここでご家族を亡く
された。毎日立ち寄って叫んでみるのだがどうしょうもありませんね、と話された。ボラ
ンティアの皆さんには本当に感謝しています。遠方からありがとうございます、とおっ
しゃった。お礼を言われて罪悪感のような、本当に申し訳ない思いで一杯になった。
以上です。