仮設住宅への引っ越しに先立って(5月12日、野田村)

役場で仮設住宅説明会が行われている間、野田村災害ボランティアセンターでは、仮設住宅(今回は、128戸)に県や村から提供される物資を搬入しました。NVNADからは、週末の仮設住宅引っ越しのためボランティアの皆さんに来て頂きますが、いつも通りスタッフが事前に現地に入っておりましたので、仮設住宅への荷物の搬入をお手伝いさせて頂きました。

午前中は、県から提供される物資をWorld Visionさんがトラックで運んでこられましたので、それらをおろして、役場職員が把握されている入居人数を聞きながら、各戸へ運びました。仮設住宅には、予め、日本赤十字社からの給付物品として、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、炊飯器、電子レンジ、電気ポットが搬入されており、そこに県からの物資として、寝具、什器、衣類、衛生用品、台所用品、掃除洗濯用品、救急用品などを運び入れました。県内外からたくさんのボランティアさんが参加されており、午前中に終了しました。その後、昼食を挟んで、今度は、村に届いた救援物資から、米、カップラーメン、レトルト食品(カレー)、缶詰(ツナ)、水、お茶、そして、ラジオを運び入れました。

今回は、各ご家庭に共通する物資が配られたことになります。ご家庭ごとに必要となる物や、「なくてもいいけど、あったらいいなぁ」と思うような物については、これからになります。NVNADとしましては、今後とも、八戸、弘前の皆様と一緒に、仮設にお住まいになる皆様にとって、個別に必要となる物資や、あったら嬉しい物資、和む物資などを受け取って頂けるよう様々な工夫をしていきたいと考えております。まずは、週末の引っ越しを通じて、お住まいの皆様と対話を重ねて行きたいと思います。

そして、何より忘れてはならないのは、今週末に引っ越しが叶わない皆様、また、仮設に今回は入る事のできなかった皆様、そして、避難所やご自宅などで過ごされている皆様との対話です。ますます地道な活動が必要になると感じています。