5月14日(土)9時に宿泊場所の国民宿舎えぼし荘を出発し、昨日
作業を行った下安家(しもあっか)のお宅を訪問し、午前中は石の運
ぶ作業の続きをお手伝いさせていただきました。
100キロを超える大きな石から、手で握れるほどの小さい石まで、
たくさんの石が津波で敷地内に散乱していました。今回ボランティア
参加した阪大と関学の学生さんたちが、一輪車を使いながらもくもくと作業に取り掛かっていました。11時30分頃には作業は終了しました。作業をお手伝いしたお宅の方からは、「本当に助かりました。自分たちではできませんでした。」と感謝のお言葉をいただきました。全員で写真をとりました。
昼は、関学の関先生も合流し、野田村にある食堂「みなみ」で昼食
をとりました。そこで偶然、野田村出身(現在は東京に在住)の女性
(Kさん)が居られて、野田村について色々とお話を聞かせていただ
きました。我々とも意気投合して、午後からは一緒に活動すること
になりました。
仮設住宅の入居がはじまるということで、野田中学校の方へ移動
をしました。13時から入居がスタート。役場・野田村社会福祉協議会の職員が入居者に鍵を渡し、入居がはじまりました。今回は、NVNADだけではなく、同じネットワーク団体「名称:チーム北リアス」のメンバーである八戸や弘前の関係者もボランティアで参加をしていました。
野田中学校のグランドに設営された仮設住宅(128戸)には、徐々
に入居者が車で荷物を運んで来られました。我々ボランティアは
災害ボランティアセンター(社会福祉協議会)の指示のもと、車か
ら仮設住宅までの荷物の運び込み作業をお手伝いさせていただ
きました。部屋の中に荷物を運び込むだけではなく、棚の組み立
てやテレビの接続などの作業など、色々な依頼がありすぐに対応
させていただきました。特にお年寄りの家庭では、重たい荷物の運び込みや、棚の組み立て作業などは単独ではちょっと大変だと感じました。
最初、車で来られた方々が駐車する場所がわからないということ
で、野田村出身の女性(Kさん)の発案で、駐車スペース一つひと
つに入居お宅の番号(例えば15−1)を石灰入りのライン引きで
地面に大きく書いていきました。途中からは八戸高専の生徒さん
たちが担当してくれていました。入居者からはとても好評でした。
16時過ぎに入居のお手伝いは終了しました。この日NVNADのメンバーだけで対応させていただいたのは19件(家庭)。全体でも128戸中約110戸の入居者が鍵を取りに来られたということでした。引き続き明日15日(日)も朝から入居のお手伝いをさせていただく予定です。チーム北リアスの皆さん、お疲れ様でした。