野田村にて(5月15日の活動報告)

5月15日(日)朝8時40分、国民宿舎えぼし荘を出発。9時に野
田村災害ボランティアセンターにてボランティアの受付を済ませま
した。9時30分から昨日に引き続き、野田中学校のグランドに設
営された仮設住宅の入居のお手伝いをさせていただきました。
きょうは盛岡市社会福祉協議会のバスで来られたボランティアさ
んたちと一緒に活動をさせていただきました。

10時を過ぎたあたりから、入居者が徐々に車で荷物を運んで来ら
れはじめました。荷物は乗用車で運んで来られる方や軽トラックで
運んで来られる方などさまざまでした。中にはバイクで運んで来ら
れた方もいました。入居者への鍵の引き渡しはほとんど昨日終了
していたので、今日は駐車場に車を止られたら、そこへボランティ
アが駆け寄っていって、「荷物を運ぶのをお手伝いしましょうか?」という言葉をかけて、荷物の運び込みの作業をお手伝いさせていただきました。布団や畳、食器棚や日用品など、入居者の大切な生活用品を慎重に運んでいきました。きょう一番の大仕事は、大きな本棚の組み立て作業でした。ボランティア3名が約1時間かかってやっと完成していました。

荷物を運び込む作業をしながら、同時に入居者ともなるべくお話を
するように努めました。
中には、ジュースやコーヒーなどを「お疲れ様」と言って下さった方
や、これまでの生活環境や歩んで来られた人生などについて熱心
に語って下さる方もいました。また、子どもたちのいる家庭も何軒
かあり、NVNADのボランティアは、さっそく子どもたちと砂山を作って棒倒しの遊びを一緒にやっていました。

仮設住宅への入居作業をお手伝いさせていただいたことで、今回
色々な方々とお話をさせていただくことができました。阪神・淡路
大震災の場合と比べて、地区単位でまとまって入居されている家
庭が多かったので、隣近所とは顔見知りということでは、ちょっと
ほっとしました。NVNADとしては、チーム北リアスのメンバーとも連携しながら、仮設住宅の入居者に対して、訪問活動や交流イベントなど今後も定期的な支援活動を行っていきたいと考えています。