5月21日から22日にかけて、岩手県九戸郡野田村にて活動を行ってまいりました。
<21日の活動>
拠点づくりにご協力くださっている地元のかたが、26日に「メガネボランティアin野田村」という企画をされており、そちらのビラの配布を行いました。「メガネボランティアin野田村」は、地震や津波で眼鏡をなくされた方に無償で眼鏡を提供するというものです。盛岡市のある眼鏡店が一般の方から眼鏡を集められ、提供してくださるそうです。
まずは前回(5月12日〜15日)に宿泊させていただいた「えぼし荘」をたずね、ビラとパンフレットを掲示していただくようお願いしました。次に野田中学校の仮設住宅に向かいました。学生が2グループにわかれ、仮設住宅を一軒一軒訪問しました。なかには「津波で眼鏡を3,4個流された」とおっしゃる方もいらっしゃり、たくさんの方が興味をもってくださっていました。仮設住宅の敷地内での企画であることを喜んでいらっしゃるかたが多かったので、今後そうした活動を考えていきたいと感じました。
夜は、企画してくださった地元の方と拠点づくりのお話を進めました。野田村の観光祭りなどこれから催されるイベントの日程もうかがい、NVNADや大学生がどのように関わっていくかを相談しました。
<22日の活動>
朝、ボランティアセンターに向かい、物資仕分けの作業とお米の窓口を担当することとなりました。学生が2グループにわかれ、1グループは物資仕分けへ、もう1グループはお米の窓口に行きました。お米の窓口では北海道の留萌市からいらっしゃっている職員の方に説明を受け、受け取りにいらっしゃった野田村の村民のかたに対応しました。雨で窓口にいらっしゃる方が少なかったこともあり、途中からは全員物資仕分けへと移動しました。
午後は、物資仕分けのグループと仮設住宅をまわるグループに分かれました。物資仕分けでは、午前中に引き続き、様似町・弘前市・留萌市の職員の方と作業させていただきました。限られたスペースのなか、工夫しながら仕分け作業をされていました。仮設住宅での活動は、八戸高専のボランティアが企画するイベントのチラシ配布と弘前大学の学生が作成した野田村で活動するボランティアを紹介する新聞の配布を行いました。二日連続で各家庭を訪問したので、驚いている方も多かったのですが、お子さんを中心に、おしるこの炊き出しや足湯のイベント企画に喜んで頂けました。
ただ、イベント会場が仮設住宅から遠く、参加したいが交通手段がないという声も聞かれました。各家庭の訪問中には、仮設住宅の住環境について、特にプランターを置いて花などの植物を植えたいとの声を多数聞きました。仮設住宅には集会場の建設も始まり、仮設住宅のコミュニティが築かれつつあります。この集会場を起点としたコミュニティの活動に、ボランティアとして支援をして、仮設住宅の住環境改善などの支援もしていきたいと思いました。