5月29日
29日は、福島から避難された方の二次避難所となっている小千谷市内の2軒の社員寮と刈羽村の社会福祉協議会を訪問しました。小千谷市では、避難されてきた方に民泊を1週間ほど提供していて、その後体育館に2週間、現在は避難者の方は社員寮で社員の方とともに生活されておられるようでした。
SANYO寮では、福島の方々のお話をお聞きすることができました。体育館での集団生活の疲れや不安を持ちつつも、日を追うごとに親しくなってこられたこと、ボランティアが来たこと、着の身着のまま避難してきたときに肌着を揃えて迎えてくださったことに嬉しさを感じておられたようです。
越後製菓寮には、避難者の方が小千谷市の体育館に避難されていた頃から毎日のようにボランティアに入られている女性がいらっしゃり、1人で寮におられる避難者の方に心の通った支援をなさっていました。この方から、避難者の方の自立を支援するということの難しさ、イバントに参加できない人へのケアなどについてお話を伺いました。中越地震のときにボランティアに助けられたからという理由から支援を行われているようでした。
小千谷市では、東北物産展が催されていて、見学しました。たくさんの方々が参加されており、今後、自分たちの活動にも参考になりました。
刈羽村の社会福祉協議会では、ピザづくりを通して避難者の方々と交流しました。底抜けに明るい社協の女性職員さんのおかげもあってか大家族のような避難所で、皆さん驚くほどお元気でいらっしゃいました。しかしこんな状態になれたのはごく最近だとおっしゃる方や将来への不安をふとこぼされる方もおられて、まだまだ避難者の方が大変な状況にあるんだということを改めて感じました。
今後、学生ボランティアとして、塩谷の皆様と交流を深め、小千谷・刈羽の皆様を通して、福島の皆様との関係を深めていきたいと思いました。
NVNADでは、東日本大震災における「被災地のリレー」として、塩谷集落、小千谷市、刈羽村の皆様が福島から避難されている皆様をご支援される活動をご支援させていただいて参りました。今回の田植え交流会に参加されました福島の皆様の参加費、刈羽でのピザ交流会の諸経費は、皆様からNVNADにご寄付いただきました支援金を使って頂きました。また、今後は、これらに加えて、小千谷市での細やかな支援活動をご支援させて頂こうと思っております。皆様からのあたたかいご支援を引き続きよろしくお願い申し上げます。