ボランティアバスの参加者の声をお伝えします。(前半)

先日(6月4日〜7日)のボランティアバスに参加されたボランティアさんたちの声をお伝えします。※2回に分けてお伝えします。

・仮設住宅の子どもたちがたくさんいて、皆笑顔で遊んでいたのが印象的だった。子ど もと話した時、家族のことや好きな動物を何気なく聞いたが、もし家族やペットを亡くし た子どもだったら辛いかもしれないと思って深くは聞けなかった。
・以前、訪問したおじいさんが僕にことを覚えていて下さっていて、笑顔で迎えてくださ ったのが本当にうれしかった。
・イベントに出てこられず、戸別訪問でも出てこられない人がおられたので、その方々へ のフォローも考えていく必要があると思いました。
・仮設で不在の方について聞くと、季節の変わり目なので、みなさん、夏服を買いに行 っているとのこと。冬服はあるが、夏服は足りていない。
・イベントは大盛況で、お話をした方も「今まで色々やってもらった中で、今日が一番盛 り上がっている。お祭りみたい」と言って下さって、とてもうれしく思いました。これから も長く支援したいなと思った。
・主にお年寄りの方とたくさんお話をしましたが、「楽しみ(野菜づくり)も奪われて、全部 ながされた。どうすることもできない。」と大変苦しそうでした。野田村の方にとって農 作物をつくれないのは大変さびしいようです。また、お年寄りで仕事をしていない方 は、TVを見る以外に何もすることがなく、そのことが余計に精神的に落ち込んでしまう みたいです。仮設住宅に住む皆さんが、一緒に集えたり、日常の楽しみとなるツール が必要だと思いました。
・仮設住宅の問題点として感じた事・・・仮設住宅に雨どいがなく、のきも短いので洗濯 物が濡れる。通路がジャリ道なので、お年寄りがシルバーカーや杖を使って歩きにく い。
・仮設住宅の入居者からの言葉・・・花を植えたいが、土がない(買いにもいけない)。 地震の揺れは大きかったが、物がひどく落ちたりしなかったので、大したことはないだ ろうと思い、避難せずに津波に巻き込まれた人がいると思う。
・イベントを通じての仮設住宅の入居者とのふれあいに関しては、とてもよくできたと感 じた。子どもたちもとても楽しんでいたし、足湯をされた方々も満足そうな顔をされてい ました。
・今回の活動では最初何を話せば良いのかわからなくて、話せなかったが、ひまわり の種を植えながら、育て方などを話している内に、少しずつ話せるようになった。60代 の方と話していると、今回のように皆が一か所に集まって交流したことはなく、普段お となしくしている子どもたちが身体を動かして、にぎやかにしているのがとてもうれし い、とおっしっていた。
・足湯やひまわり作戦、子どもの遊びコーナーなどはよかったと思うが、10代から40代 ぐらいの方々向けのプログラムがあってもよかったのではないかと思った。
・仮設に住む人々の心の奥を思いはかると切なかったが、一時でも笑顔を見せていた だけたのがうれしかった。子どもたちの元気な姿も心に焼き付いている。