7月1日(金)午後2時に西宮市役所前をボランティアバスは岩手県
野田村に向けて出発しました。今回参加して下さったボランティアさ
んは15名、スタッフ2名を含め17名で行ってきました。
2日(土)朝8時に野田村役場前に到着しました。まず災害ボランテ
ィアセンターに寄って挨拶を行い、弘前大学のボランティアの皆さん
と一緒に、新しく入居がはじまった4か所の仮設住宅【門前小路、泉沢、米田(まいた)、下安家(しもあっか)】の引っ越しのお手伝いをするグループと、野田中学の仮設住宅でチーム北リアス&八戸にある南風堂さん企画の炊き出しのお手伝いや、物資の青空市、足湯、拠点の荷物整理、など行うグループに分かれて活動を行いました。
新しい仮設住宅は野田中学の仮設と比べると規模は小さく、下安
家が10戸、門前小路と米田が18戸、泉沢が39戸で、下安家と
泉沢は木造の仮設住宅でした。木造の仮設は地元の業者が建設
されたそうです。それぞれ4か所の仮設では、ボランティアさんは
それぞれ2〜4名のチームに分かれてもらい、引っ越しの荷物を
運んだり、棚を組み立てたり、駐車場に一軒一軒の番号を石灰の
ライン引きを使って表示する作業を行ったりしました。
規模は小さいかもしれませんが、それだけ支援が届かない心配もあります。規模の大きさに関わらず、NVNADとしてはチーム北リアスの皆さんと協力しながら、今後も引き続きサポートをしていければと思っています。
野田中学の仮設住宅では、チーム北リアス&南風堂さんが企画
した「タコス&フランクフルト」の炊き出しのお手伝いをさせていた
だきました。タコスは300食、フランクフルトは400食準備されて
いましたが、約2時間ですべてなくなってしまうほど大盛況でした。
特に子どもたちは大喜びしていました。材料の準備から当日の
炊き出しの実施まです べてを担当された南風堂さん(+チーム
北リアス共同代表の京都大学・永田先生)、お疲れ様でした。
また、炊き出しの横でテントを建てて行った物資の青空市では、大
阪府田尻町青年団さんからいただいた救援物資(トイレットペーパ
ー、夏物の衣服、オムツなど)やフェリシモさんからご提供いただい
たカーテンなどを、テント内のビニールシートの上に一杯並べてい
ましたが、開始前から長蛇の列が出来ていて、開始後あっという
間に入居者のみなさんにお渡しすることが出来ました。あまりにも
人気だったので、午前・午後と2回実施させていただきました。
物資をご提供して下さいました大阪府田尻町青年団とフェリシモの皆様本当にありがとうございました。
そして、足湯のコーナーも実施させていただきましたが、4つの座席
はすぐに満席になり入居者の皆さんは、足をお湯の中につけていた
だき、ボランティアさんたちが手をさすりながら色々なお話を聞かせ
ていただきました。「とても気持ちよかったです」と何人もの方から感
想をお聞きしました。足湯の横ではお茶飲みコーナーも設置させて
いただき、たくさんの方が入れ替わりで参加して下さいました。前回
は6月5日と6日に訪問させていただきましたが、その時にも足湯に
参加して下さった方がまた来てくださっていて、とてもうれしかったです。
イベントに参加して下さった入居者の皆さん、本当にありがとうございました。午後4時過ぎには1日目の活動を終了して、バスで久慈(くじ)市内の宿泊場所へ向かいました。