今日は、旧図書館前(写真管理室前)で、八戸工業大学の”チームこころ“の皆さんによる物資青空市と八戸の南風堂さんによるベトナム料理「フォー」とちまきの振る舞いがありました。また、米田公民館前とえぼし荘では、八戸工業高等専門学校の皆さんによる物資青空市とかき氷がありました。物資青空市は、ポイント制で行われました(米田公民館前を除く)。旧図書館前では、長蛇の列に並ばれている皆さんに、それぞれ5ポイントが配られました。1ポイントの品物、2ポイントの品物、3ポイントの品物が並べられ、5ポイントまで受け取ることができるという仕組みです。例えば、1ポイントの品を5つでも構いませんし、2ポイントの品と3ポイントの品を1つずつでも構いません。所狭しと並べられた品物も、始まってから1時間ほどでほぼなくなる盛況ぶりでした。

旧図書館前では、物資を受け取った方々が、隣のフォーとちまきに並ばれました。フォーを一口食べるなり、「おいし〜い!」と声を上げる方もいらっしゃって、こちらも大盛況でした。流された自宅跡に行かれていた村長も食べに来られ、住民の皆さんと歓談されていました。

料理をお渡しするときに、写真管理室の写真を見ていって下さいと案内があり、屋内には、麦茶も用意されました。中では、多くの方が熱心に、家族や知り合いの写真を探しておられました。仕事をされているため「こうした機会がないと、なかなか(写真を見に)来ることができなかった」と仰っていた方は、たくさんの写真や賞状が見つかったそうで、大切そうに持って帰られました。写真管理室内では、「あっ!これ、いとこの写真だ」「よかったねぇ」、「本家のお父さんよねぇ、これ」「そうそう」といった会話が、あちこちから聞こえてきました。知り合いの写真も持ち主に届けていただく事になっていて、それぞれ持って帰られました。チーム北リアスの服を着て立っていると、見つけた写真を見せて下さって、「これ3番目の子の写真です。ずっと額にいれて飾っていたもの。もう消えかかっているけど・・・でも、あってよかったぁ。ありがとうございます!」とこえをかけて下さる方もいました。今後も、炊き出しや物資青空市といった機会を設けて、さらに多くの方々に写真を見つけて頂ければと思いました。

今日は、曇り空で、少々肌寒い野田村でしたが、八戸高専の物資青空市もかき氷も好評だったようです。米田公民館に立ち寄ったNVNADスタッフもメロン味で頂きました。都合で、イベント終了時まで残ることはできませんでしたが、今日も野田村の皆さんの笑顔がたくさん見せていただいた一日でした。