8月25日(木)午後2時に西宮市役所前から岩手県野田村行きのボランティアバスが出発しました(日程は8月29日まで)。今回は、NVNADと大阪大学育友会からバス2台を出しました。西宮ICから名神高速に乗り、北陸自動車道→磐越自動車道→東北自動車道→八戸自動車道を経て、
九戸ICで高速を下車して、県道を走り久慈市内を通過して、26日(金)朝8時に野田村に到着しました。まず野田村役場前にバスは到着し、前日から現地入れしていた理事長の渥美から挨拶と活動内容の説明を受けました。午前中は、写真保管室周辺で作業するチームと野田中学校の仮設住宅で活動するチームに分かれることになりました。
写真保管室周辺では、27日〜28日に開催される復興イベントのための灯籠づくりの作業などを行いました。また、野田中学校の仮設住宅では、集会所の中で茶話会を開催しました。事前に拠点に滞在していたメンバーに茶話会開催案内のチラシを一軒一軒配布していただいていたおかげで、開始時間の10時にはたくさんの仮設の皆様がお越しくださいました。西宮から持参した高山堂さんのお菓子「みかさまんじゅう」を食べていただきながら、参加したボランティアの皆さんと一緒に個別にお話をしていただきました。津波の時のお話や世間話など皆さんとても熱心にお話をして下さいました。中にはボランティアさんとの再会を喜んでおられた方もいました。また、三重県津市の雲出小学校の子どもさんが手作りで作って下さったぞうきんを一軒一軒配布していきました。
集会所の外では、焼きそば(炊き出し)を実施しました。焼きそばの材料は野田村内のスーパーで調達し、ソースは大阪から特別なソースを取り寄せました。今回参加した関西学院大学と大阪大学の学生混合チームで焼きそばを焼いていただきました。12時前ぐらいから少しずつ住民の皆さんがお越しくださり、途中は長い行列ができるほどの人気でした。両手で持って帰れない方には、ボランティアさんが一緒にお宅まで運ばせていただきました。また、取に来られていない家庭にはこちらから配達も行いました。皆さん、大阪の焼きそばの味にとても満足していただいた様子で、とてもよかったと思います。
そして、15時頃からは、チーム北リアスの拠点(現地事務所)でのバーベキューパーティの準備のため、野田中学から徒歩約5分ぐらいのところにある貫牛(かんぎゅう)さんのお宅に向かいました。途中からNVNADの米山(理事)も駆けつけてくれました。貫牛さんの敷地内にプレハブ2棟が立派に建っていて、その前の敷地にテントを2つ建て、バーベキューコンロや受付などの準備作業を行いました。17時30分拠点(現地事務所)のオープニングセレモニーが理事長渥美の司会で始まりました。まずチーム北リアスの共同代表である京都大学の永田先生とNVNADの寺本からそれぞれ挨拶を行いました。
その後、敷地をご提供下さった貫牛さんから挨拶をいただき、続いて野田村副村長からお言葉をいただきました。そして、野田村教育長の乾杯の音頭でバーベキューパーティが始まりました。約70名以上の参加者が集い、20時過ぎまでとても有意義な時間を過ごさせていただきました。中締めの挨拶は、チーム北リアスの共同代表である八戸工業高等専門学校の河村先生から行っていただきました。今回の行事を通じてまた一歩、野田村の皆さんと交流を深めることができたのではないかと思います。ご参加いただきました野田村の皆様、本当にありがとうございました。27日〜28日の復興イベントについては次のブログで報告させていただきます。