8月27日(土)、朝8:30久慈市内の宿舎からバスに乗って野田村に移動しました。野田村役場前でバスを降り、役場前にある大きな広場「名称:のんちゃん広場」に集まりました。野田村復興イベント事務局のスタッフからの指示で、会場内のテントの設営のお手伝いを行いました。我々NVNADのチームは、のんちゃん広場内にテント1つをお借りして、足湯&お茶会コーナーを設営させていただきました。のんちゃん広場には、ステージのほか、地元商工会青年部をはじめ地元の皆さん主催の焼き鳥やおにぎり、コロッケなど色々な食べ物のお店が並んでいました。
午前中は足湯やお茶会コーナーの準備作業を行い、昼過ぎから復興イベントは始まりました。お天気がよく足湯をするには少し暑いぐらいでしたが、徐々に来客がお越しくださいました。途中には野田村村長もお越しくださり、足湯を体験して下さいました。お茶会コーナーの方も、少しずつ来てくださり、大学生のボランティアさんたちと色々と会話を楽しんでいただいていました。また隣のテントでは、灯籠づくりを行っていて、そちらのブースにもお手伝いをさせていただきました。復興イベントは夜の20時頃まで開催されていましたが、我々は17時過ぎに会場を引き上げ、久慈市内のお店で26日と27日の2日間の活動のふりかえり会を行いました。参加者全員から、感じた事、気になったこと、課題点など色々と熱心に報告をしていただけました。
28日(日)は、朝9:00に久慈市内の宿舎をバスで出発しました。野田村役場前でバスを降りて、午前中は、参加したボランティアのみなさんに野田村のことをもっと知ってもらおうと理事長渥美の案内で、津波の大きな被害を受け家屋がたくさん流された地域や、津波の時の避難場所になっている愛宕神社の境内など歩いて見て回りました。その後希望者だけ2台の車に乗って役場から約10分程度の場所にある下安家(しもあっか)地域を訪問しました。下安家の地域も津波の大きな被害を受けたところで、仮設住宅も近くにある国民宿舎えぼし荘の敷地内に10戸建っています。その後、のんちゃん広場に全員が集合し、昼過ぎから復興イベントにまた参加させていただきました。
足湯&お茶会コーナーを担当するメンバー、灯籠づくりをお手伝いするメンバー、地元青年部の焼き鳥屋さんのお手伝いをするメンバー、野田村の住民のお宅を訪問するメンバー、などに分かれて活動を行いました。午後2時を過ぎたころから会場には徐々に人が増えてきて、足湯やお茶会コーナーにも、少しずつ訪問者が増えてきました。足湯を担当していただいた学生ボランティアの皆さんは、2日目ということもあり、手つきや対応がとてもスムーズになっていました。足湯をやりながら、色々なお話も聴いていただきとても和やかな雰囲気でした。参加して下さった地元の皆さんからは「とても気持ち良かった」「眠たくなった」などの感想を言って下さいました。
夕方16時30頃になって、復興イベントはまだまだ継続していましたが、我々は後片付けの作業に取り掛かりました。足湯のセットや椅子などについてはチーム北リアスの拠点に車で運搬しました。17時過ぎに後片付けは終了し、全員で記念撮影を行いました。その後、バスが迎えに来る野田村の道の駅まで歩いて向かいましたが、途中今回顔見知りになった方々にお会いして、そのたびに立ち止まって写真撮影や握手などをしました。みんな野田村を離れていくのがとても寂しそうでした。道の駅からバスに乗り、途中温泉に立ち寄ってから西宮へ向けて帰途につきました。今回の野田村訪問では実にたくさんの村民の皆さんにお世話になりました。心よりお礼申し上げます。またボランティアバスにご参加いただいた関西学院大学と大阪大学の皆さんにも感謝いたします。