岩手での活動の後、福島県郡山市のNPO法人ハートネットふくしま
さんを訪問させていただきました。ハートネットさんへの訪問は5月
につづき2回目となります。前回伺った際には、避難所を対象とした
大量の炊き出しで忙しくされていましたが、避難所の数も減り(8月
末日でほとんどの避難所は閉所)、現在は仮設住宅入居者への支
援活動へと移行している様子でした。
仮設住宅では、届いている物資の戸別配布の他、炊き出しなど
をされていますが、29日に郡山市緑ヶ丘東7丁目応急仮設住宅で
行った炊き出しのお手伝いをさせていただきました。この仮設には
150戸以上が建設されていますが、現時点での入居者はまだ70世帯ほどで空室が目立っていました。このほかの仮設住宅でも、立地条件(職場や学校、病院から遠い)の問題のほか食事や光熱費のことを考え、仮設が当たっていてもギリギリまで避難所にいる方や、別の場所を探している方が多い現状をうかがいました。
この日の炊き出しメニューは豚肉と野菜たっぷりのカレー。午前中から野菜を切ったり、下ごしらえをして午後2時に事務所を出発しました。約100人分のカレーは午後4時すぎに完成。皆さんには鍋を持ってきていただき、ご家族の人数分をお配りするかたちでした。約1時間で配布終了、撤収。18時半に事務所へ戻り、後片付けにとりかかりました。
31日の避難所閉所を前に、「6ヵ月もの間、皆さん本当によく頑張ってこられたなぁ」と口にされたスタッフの言葉が印象的でした。これまで半年ちかく避難所での炊き出しを続けてこられ、被災者の方々に寄り添ってこられたスタッフの方々だからこその思いだと感じました。今後も長期的支援を視野に被災者の方々の支援活動等を行われるハートネットふくしまさんの活動を応援できればと思っています。