「野田村ファンクラブのつどい」を開催しました。

9月23日(金・祝)、午後2時〜午後5時30分まで、関西学院大学の梅田キャンパスの会議室をお借りして「野田村ファンクラブのつどい」を開催しました。主催はNVNADで、協力団体として、大阪大学・災害ボランティアサークル「すずらん」と関西学院大学有志にご協力をいただきました。参加者は、これまでNVNAD主催のバスに乗って岩手県野田村へ行きボランティア活動に参加したメンバーが45名集まりました。関西学院大学や大阪大学などの大学生を中心に、一般社会人も参加して下さいました。

大阪大学・災害ボランティアサークル「すずらん」所属の矢原さんの司会のもと、第1部と第2部とに分けてプログラムを実施しました。第1部では、参加者が7つのグループに分かれて、これまで野田村での支援活動に関わってきて「できたこと」あるいは「課題」について話し合っていただきました。まずグループごとにポストイットに各自がそれぞれ書いていき、模造紙にマジックでまとめていくといったスタイルで行いました。どのグループもとても活発な意見が出ていました。

その後、グループごとに前に出てきていただき、発表をしていただきました。「できたこと」としては、泥かきやガレキ処理などの肉体作業、様々なイベントの開催、野田村の方々との交流、などがあがっていました。また「課題」としては、イベントが続いているがそれでいいのか?野田中学校の仮設ばかりに支援が集中していて他の4か所の仮設支援がもっと必要ではないか?仮設住民とそれ以外の野田村住民との関係についてもっと考えていくべきではないか?いつまでもバスで大量にボランティアが行く必要はあるか?(量より質の段階に入っているのではないか?)、など色々な課題が出されました。

休憩をはさみ、第2部では、前にパネラーが6名出てきていただき、すずらんの石原氏の進行で、パネラーと司会者と会場と3者が意見交換するようなスタイルで行われました。
まず司会者から、パネラーに対して、第1部の課題を踏まえて、これからどのようにしていけばいいか?というテーマで質問を投げかけていかれました。パネラーや会場からは「自分自身が楽しめなければ野田村の人も楽しめないのではないか」「長期的に支援していくにはある程度の資金を確保していく必要がある」「企業としてもボランティアを積極的に出して行くようになってきた」「大学なども各学部の専門性を生かした支援ができないか」「野田村の方々の自立が大切だと思うが、いつまでも『支援』というよりは『応援』という言葉を使う方がいいのではないか」「関西でもできることがないだろうか」など様々な意見が出されました。

最後にパネラー1人ひとりからコメントをいただき、終了しました。実施する前は、時間が余るかなと思っていましたが、終わってみると時間を超過するほど皆さん熱心に意見交換をして下さいました。終わってから懇親会を開催しましたが、こちらにも約30名の方がご参加くださり、交流を深めることが出来ました。また、野田村ファンクラブのTシャツやウェブページなどを作ってはどうか?という提案も出されました。今後も野田村の皆さんのために、野田村に行くだけではなく、関西でもできることを考えていきたいと思います。今回のプログラムの企画・運営を担当して下さった大阪大学「すずらん」の皆さんには心よりお礼申し上げます。次回の開催は12月頃を考えています。