野田村行きのボランティアバス(10月15日の活動報告)

10月14日(金)午後2時、西宮市役所前をバスで出発しました。今回は、関西学院大学と大阪大学の学生さん、および西宮市内に事務所があります株式会社プロフェッショナルトレーナーズチームのスタッフが参加して下さいました。翌15日(土)の朝8時に岩手県野田村役場前に到着しました。まず先に現地入りをしていたNVNAD理事長の渥美と合流し、今回のプログラム全体の流れを説明してもらいました。活動の大きな柱は、①仮設住宅へのお米(宮城県鳴子と新潟県刈羽村からいただいたお米)の配布、②弘前大学チームとの食事会&交流、③チーム北リアス現地事務所の片づけ&見守りシートの記入、などを実施する内容でした。

午前中は、現地事務所で倉庫の後片付けや見守りシートなどにこれまでの仮設住宅での活動した記録などを記入する作業と、米田(まいた)地区の仮設住宅にお米を配布する二つのグループに分かれて活動を行いました。現地事務所では、お借りしていた倉庫の物資の仕分けや事務所のパソコン回線の設定、あるいは、ラックや宿泊棟の仕切りなどの組み立て作業を行いました。また、米田地区の仮設住宅ではお米を一軒一軒お配りさせていただきました。地域の子どもたちも一緒に手伝ってくれて、学生ボランティアと仮設の子どもたちが鬼ごっこをして遊ぶ場面もありました。11時過ぎになって弘前大学チームが野田村に到着されたということで、「かまどのつきや」さんという民家で、NVNADバスのメンバーと合流して食事会を開催しました。

昼食後は、弘前大学チームとNVNADチームが合同で、野田中学の仮設住宅でお米の配布を中心に、その他弘前大学チームは役場周辺で、ペットボトルロケットと押し花教室を実施されました。野田中学の仮設住宅でのお米の配布は、主にNVNADメンバー1名と弘前大学チーム2名が3人一組となり、宮城県鳴子のお米と翌日集会所で行う健康体操&茶話会の開催チラシを一緒に持って、一軒一軒配っていただきました。留守の家庭も多くありましたが、ボランティアさんたちは、お米とチラシをお渡ししながら、色々と話をさせていただいたようです。我々が考えている戸別訪問は、お米などをお渡しするのが一番の目的ではなく、あくまでもお米をきっかけとして仮設住宅の皆様のお話をお聴きさせていただくのが大きな目的です。

午後3時過ぎに、お米とチラシの配布は終了し、弘前大学チームはまたバスに乗って弘前に帰っていかれました。一方、NVNADチームは、引き続き、泉沢地区の仮設住宅に行き、新潟県刈羽村からいただいたお米を、2グループに分かれて配布させていただきました。午後5時前に活動を終了し、バスに乗って野田村内にある国民宿舎えぼし荘に行きました。夕食後には現地事務所の場所をお借りしている貫牛さんとその職場のスタッフ4名も合流して下さり、ロビーをお借りして一日のふりかえり会を行いました。ふりかえり会では、イベントが野田中学の仮設住宅に集中していることや、仮設住宅の方々はお買い物が大変、仮設住宅の方々のつながりの問題、などたくさん意見や課題が出ました。午後9時30分過ぎに終了し、一日の活動を終えました。終了後、貫牛さんたちからチーム北リアスの現地事務所で使って下さいと、素敵なこたつのプレゼントをいただきました。ありがとうございました。