野田村の「津波防災の日」(11月5日)

野田村では、「津波防災の日」にあわせて地震津波避難訓練が実施されました。早朝6時に地震発生、8分後に”大津波警報“が発令されたという想定でした。役場から、村内全域にサイレンと津波避難の放送が行われました。NVNADスタッフらは、役場前から、愛宕神社を目指しました。3月11日も多くの皆さんが避難された場所です。

役場や消防団の方々の誘導にも助けられて、鳥居の向こうの急な石段を皆さんでのぼって境内に到着。「あの日はもっと寒かった」「あの日は、家族の離れ離れになって途方に暮れている人もいた」など、3月を振り返る方々や、「どうしても生きたいから今日も参加した」と痛む足をさすりながら階段を上がってこられる方など、皆さん真剣に取り組んでおられました。6時40分に警報解除というアナウンス、村長からのご挨拶があって修了しました。

午前10時半からは、チーム・オール弘前の皆さんが登山会を開いてくださいました。弘前から総勢90名余りの方々がバス3台に分乗してこられ、そこに野田村から約40名が乗り込んで、和佐羅比山(わさらびさん)の登山口まで移動しました。6km歩いたところで昼食。昼食後、弘前大学津軽三味線サークルの皆さんの演奏が披露され、また、弘前のシンガーソングライターの方が様々な曲で皆さんを楽しませてくださいました。その後、皆さんで頂上を目指しました。

今日は、大阪大学大学院人間科学研究科の大学院生の仲介で、アメリカのデラウェア大学災害研究所から2名の大学院生がチーム北リアスを訪問していましたので、早朝の避難訓練と登山会にも参加してもらって交流を深めました。