11月3日に野田村で活動したボランティアさんの感想

感想文
①活動内容
②活動の中で感じたこと、気づいたこと
③これからの活動について考えたこと

●.①・炊き出し(ごはん、豚汁づくり)
 ・住宅訪問
 ②・炊き出しの準備ができるまで住民の人たちをかなり待たせてしまったが、待っても らっている間に話をすればよかった。
 ・用事の合間に来てくれた人もいたようで、それに対しての感謝の気持ちをもっとちゃ んと伝えたかった。
 ・泊まる部屋で話はできるけど、活動中にリアルタイムで感じたことを共有した方がそ の場で次の行動にいかせるのではと思う。
 ・10件お宅訪問をした内おばあさん2人と話ができた。かわりに物をくれる人もいて、 その気持ちがうれしかった。
 ・住民の人たちとの会話の入り方が難しい。にこやかに話そうとしてもわざとらしくなっ てないか不安だった。
 ③・炊き出しの準備に時間を費やすのはもったいないので、人手を増やして要領よく やりたい。
 ・炊き出し配って一緒に食べながら反応見たり話がしたい。
 ・日々をどんなふうに過ごしているのかは活動に来る前から気になっていたので、明 日話ができたら聞きたい。
 ・学年関係なく関わって楽しい雰囲気が出せれば、住民の人たちも近よってきやすい んじゃないかと思った。
 ・継続していないと難しいとは思うけど、住民の人にとって話しかけやすい相手になり たいと思った。

●.①・スライム作り
 ・バルーンアート
 ・鬼ごっこやドッジボール
 ・出てきて下さった仮設に住んでいる方とのお話
 ②・前回来たのが6月だったので、役場周辺の風景がかなり変わっていたのと、野田 の方たちが、チーム北リアスも浸透していてボランティアにも慣れてきたのか、ビ ブスをつけていると「ご苦労様」と声をかけてくださった。
 ・米田の仮設につくと、子どもたちはすぐ寄ってきてくれた。子どもたちも仮設やボラン ティアに大分慣れたのかなーと思った。
 ・またお兄さんお姉さんが来るのを楽しみにしていたというのを親ごさんから聞いて、 とてもありがたいと思ったし、色んなボランティアさんが続けて支援をしていることを 受け入れてもらっているのを感じた。
 ・途中でお母さんがお茶を出してくださったりもしました。
 ・遊んでいるとき子どもが急に「○○ちゃんの家壊れた」と言っていたのが気になりま した。地震のことかどうかは分かりませんでしたが・・・。
③・米田は16、7世帯が住んでらっしゃると聞いたけれど、外に出てきていたのが子ど もとその親くらいだったので、米田でも子ども遊びの他に小規模の炊き出しやイベン トができたらいいなと思った。
 ・行く前に少し聞いていたけれど、「こんなに色いろしてもらって・・・」という方が多かっ たので、こちらが何かするのではなく、一緒にできる何かがあればと思いました。
 ・コミュニケーションをとるのに名前を呼び合った方がいいなと思ったので、できるだけ 名前を聞いて覚えれるようにしたいと思います。
 ・また行くねーと子どもたちに言ったので必ず行きたいと思います。

●.①・スライム作り
 ・バルーンアート
 ・鬼ごっこ
 ・ボール遊び
 ②今日の活動ではとりあえず子供たちとたくさん遊びました。特にスライム作りは子 供たちがとても喜んでくれました。でも分量のことがあまりわかってなくて失敗するこ とも多くあったのできちんと分量を把握しておけば良かったなと思います。今まで何 度か仮設住宅にいる子供たちと遊ぶ機会がありましたが、それに比べて一番子供 たちが元気だったなという印象を受けました。前は6月や8月だったので仮設住宅と いう環境に慣れてない子供たちがとまどっているのがありましたが今回はそのよう なことはなかったです。あと、バルーンアートが出来る人が一人しかいなかったので きちんと習っておけばよかったなと思います。
 ③前来た時には何も建ってなかった場所に建物があったり、前まで仮設住宅の中か ら出てこなかった人も出て来てくれたりして、少しずつではあるけれど、復興に向か っているんだなと思いました。でもまだまだ復興出来てないところはたくさんありま す。私も毎日の生活を送る上でこの震災のことを考える時間は減ってきているので はないかと思いました。2か月ぶりに東北に来たことでそれを実感できました。1人 で出来ることは本当に少ないし、限られているけどチームで出来ることは無限にある と思いました。今日の活動では子ども達の笑顔がみれたことがその成果かなと思い ます。次も自分に出来ることを見つけてやっていきたいです。

●.①足湯(準備・実践)、戸別訪問
 ②・6月に野田村に来た時と比べて、元気な人が多かった。
 ・足湯には順番待ちが出るほど多くの人が来てくれて、仮設住宅の入居者同士で お話が盛り上がっていた。
 ・(今日は気温も高かったのでそこまで気にならなかったが)お湯がわくまでにけっこ う時間がかかったので、小さいやかんで何度もお湯をわかした方が良いと思った。
 ・手が空いた人は肩をもんであげたりするように指示をしたのですが、そちらも喜ん で下さる方が多かったように感じる。
 ・これから寒い季節になってくると、足湯という活動をする時も、仮設住宅の入居者 の方にも防寒対策がかなり重要になってくるので、ブランケットなどの準備が要る と思う。
 ③・今回も足湯の横にお茶菓子を置いたが、6月のクッキーより今回のみかさの方が 好評だと感じました。やはり高齢の方が多いので・・。
 ・野田(村)中学校仮設よりも戸数が少ない分、隣人どうしのコミュニケーションが はかれているように感じましたが、これからの寒い時期になると、どうしても身体 がこわばってしまったり、外に出かけることをひかえたりして家でひっそりと過ごす 方が多くなると思うので、今回のような温かい食べ物の炊き出しなどを頻繁にする と良いのではと思います。
 ・また、戸別訪問の中で「何か困ったことは無いか?」と聞いたら生モノ(魚や肉)が 店が遠くて行けないので手に入りにくくて大変だ、であったり、物資配給でコタツを 頼んでいるがまだ届いていない、などの声が聞こえたので何か出来ないかと感じ た。
 ・明石(阪神・淡路大震災の(軽度の)被災地)とも何かしらの連携をして、支援をし ていきたいと思います。
 ・酒屋さんのおばちゃんを足湯にさそったら来て下さって嬉しかったです。
 ・また、病院の先生に「仮設はテレビも冷蔵庫ももらえて良いねえ」と心ない一言を かけられることがあったとおばあちゃんが言ってた。
 ・別のおばあちゃんは地震がおきて津波から逃げる時、木の枝で足をケガして切れ たけど病院にも行けなかったから今でも痛むが、病院が遠くて行けていないと言っ ていた。
 ・自分が担当した棟の戸別訪問のあとに足湯に来てくれた方を訪ねたら、5円玉で 作ったカメを下さってすごく嬉しかったです。あと、野田村のイモをもらいました。ま た、そのおばあちゃんに針に糸を通してくれと頼まれて、通してあげただけで本当 に喜んでくれました。その時私は「本当の自分のおばあちゃん」という風に感じな がら接していたためか、本当の孫のように接して下さり嬉しかったので、今後の活 動でもそのような心の持ち方で接していこうと感じました。

●.①・豚汁作り、お米炊き
 ・お宅訪問 お菓子を持って仮設住宅を一軒ずつ2人1組ペアで訪問。
 ②・初めは豚汁の需要がどれ程あるのか全くわからず、たくさん作って余ってしまっ たらどうしようととても不安だった。しかし、作っている途中からのぞきに来る人 や、近くで待っている人、足湯の方にもぞくぞくと人が集まっているのを見て、少 し驚くと同時に嬉しかった。
 ・若い人が少なかった。
 ・家族分の豚汁をもらって帰る方がたくさんいた。スペースを設けるなど、より多く の人にその場で食べてもらう工夫をした方がもっと交流ができると思った。
 ・ハエが多かった。
 ・訪問の際、今回はお菓子をきっかけにしようとしたが、渡すだけで終わってしまう ことが多かった。もっと会話のきっかけとなるものを用意していれば良かったかも しれない。
 ③・被災者、避難者にとってボランティアとはどういった存在なのだろうと、自分が実 際に活動して改めて疑問に感じた。
 ・初めての参加ではやはりわからなかったことが多く、まず慣れるまでに時間がか かる。豚汁を作るのに時間がかかって皆さんを待たせてしまったのも問題だし、 豚汁作りに精一杯で住民の方々との交流があまりできなかったのも大きな反省 点である。
 ・以前に参加経験のある子は住民の方に覚えてもらっている子もいて、たった2・3 回の訪問でも遠い所から複数回参加しているということがきっと住民の方に喜ん でもらえ、心の距離が縮まるのかなと思った。

●.①・炊き出し 豚汁(にんじん、大根、ねぎ、油あげ、豚肉+だし、みそ)
 おにぎり(新潟の米、塩、ごま)
 ・仮設住宅訪問 3棟、6棟、7棟(6×3=18部屋)
 ②・まずお米を炊く量がわからず、さらに計量カップもなかったため、だいぶ時間をと ってしまいました。
 ・お米班2人、野菜班4人にわかれて作業したが、膨大な量だったためまたここで 時間がかかりました。
 ・肉をいためだした時点で住宅から次々と出てこられ、ずっと待たせることになって しまいました。
 ・予告していた時間より早く来てくださった方もたくさんおられたので、楽しみにして くれていたのかなと思いました。
 ・豚汁ができあがった瞬間にたくさんの人が並んでくれて、「ありがとう」と言ってく れた時とても喜びを感じました。
 ・私が想像していたより仮設住宅の方は炊き出しをとても楽しみにしてくれていて 心待ちにしていてくれたからこそ、時間は守らなければならないし、待たせては いけないと思いました。
 ・15時から1軒ずつ訪問したが、出てきてくれたのは3軒だけでした。「困っているこ とはないですか」との問いにあるおばあちゃんは「買い物が遠くて少し不便だ」と 答えてくれました。
 ・16時頃親子が来てくれて父親が豚汁を食べてくれて、目の前で完食してくれた のはとても嬉しかったです。「困っていることはないですか」の問いには「せまい ので体が縮こまる」と答えてくれました。子どもはとても元気よく「17時まで遊ん でくる!」と言ってでかけていきました。
 ③・つくることに夢中になってしまって皆さんとあまり話せませんでした。
 ・おにぎりや豚汁を食べてくれている時も次のお米を炊く準備をしていたので、感 想もあまり聞けませんでした。
 ・炊き出しは皆さんが楽しみにしてくれていることなので、準備を早めにとりかかっ て、皆さんが来てくれた時にはすぐふるまえる状態にしとかなければならないと 思いました。
 ・住宅を訪問した際、何から話せばいいのかわからず話をすぐきりあげてしまったの で、世間話から始めるようにします。
 ・炊き出しの横にテーブルを設置し、食べながら会話をする。または住人同士の会 話の場にしてもらうようにする。
 ・みんな平等に渡るよう来てくれた方だけでなく、来れない方のために家まで訪問 する。
 ・名前や号室を聞きづらい。お名前だけでも聞くよう徹底する。