西宮からのボランティアバス(12月10日の活動報告)

12月9日(金)から12日(月)の3泊4日の日程で、西宮から野田村へボランティアバスを運行しました。今回で計12回目のボランティアバスになります。
12月9日(金)午後2時にバス1台で西宮市役所前を出発しました。今回は2007年新潟県中越沖地震の被災地である刈羽村からもバス1台で野田村に行かれるということで、夜10時過ぎに北陸自動車道の新潟県内の黒崎パーキングエリアで西宮組と合流をしました。そこからはバス2台が連なって野田村を目指しました。翌10日(土)朝8時過ぎに予定通り野田村役場前に無事到着しました。この日の朝の気温はなんとマイナス7度、寒さに慣れていない関西人にとっては身体に堪えました。野田村役場前で、刈羽組と西宮組のメンバーと、野田村に前入りしていた理事長の渥美と関西学院大学の関先生と一緒に全員で挨拶と今日の流れの説明を行いました。

1日目(12月10日)の活動内容は、泉沢の仮設住宅でのお餅つき大会と、談話室での茶話会&ビンゴゲーム大会です。まず朝9時に泉沢の仮設住宅に全員が移動し、刈羽村の皆さんが持参されたお餅つきの道具や備品などを準備して、もち米を蒸した後、10時30分頃から仮設の皆さんと一緒にお餅つき大会がスタートしました。今回刈羽村の方が用意されたもち米は約100人分、蒸したもち米を臼に移し、仮設の人たちやボランティアの学生などがかわるがわる杵でついていきました。中には仮設の子どもたちも頑張ってついてくれました。みんなとても楽しそうな笑顔でお餅つきをしていました。またお餅つきと並行して野田中学校仮設住宅の集会所では、野田中仮設で活動されている手芸サークル「グラシアの会」の皆さんに、刈羽村から来られた手芸がお得意なグループの皆さんが、ブローチづくりの指導をされました。こちらも終始和やかなムードの中、素敵なブローチが完成したようです。

泉沢仮設でのお餅つき大会が大盛況に終わり(お餅つきの様子は岩手日報の12月11日の新聞記事にも掲載されました)、昼からは刈羽村の皆さんは、新潟にある株式会社ブルボンさんからいただいてきた缶入りクッキーの詰め合わせを、グループに分かれて一軒一軒配布下さいました。また西宮組の方は、泉沢仮設の談話室で茶話会とビンゴゲーム大会を実施しました。茶話会では、西宮にある西北菓子工房さんの焼きドーナツをお持ちして、刈羽村社会福祉協議会の武本会長さんが手作りして下さったコーヒーゼリーなどと一緒に食べながら、泉沢仮設の皆さんと刈羽村や西宮のボランティアとが交流することができました。また、ビンゴゲーム大会では、数字が読みあげられるたびに、配布したカードに番号が見つかったら「あった!あった!」と大きな声が上がっていました。またビンゴになった方には、用意していたたくさんの景品から一つ好きなものを選んでいただきました。参加して下さった皆さん全員に景品があたり、とても喜んで下さっていたようなのでよかったと思います。

15時30過ぎにビンゴゲーム大会も終了し、後片付けを行い、16時過ぎに泉沢仮設を離れバスが待っている野田中学校に向かいました。16時30分過ぎにバスで宿泊先の国民宿舎えぼし荘へ向かいました。(刈羽村の皆さんは、その後も泉沢と野田中の仮設住宅に残られてチーム北リアス主催の交流会に参加して、そのあと宿泊先の久慈第一ホテルへと向かわれました)。えぼし荘に到着し、まずお風呂に入って冷えていた身体をあたため、夕食を食べてからロビーで1日の活動のふりかえりを行いました。今回野田村がはじめての学生さんもいて、「どのように仮設の人と話をしたらいいのか悩んだ」という意見が多かったですが、みんなとても前向きな発言をしていただき、とても頼もしく感じられました。また今回は朝日新聞の記者の方も同行されていて、記者の目から見たボランティア活動についてコメントを下さったりして、とても有意義なふりかえりが出来たと思います。こうして夜9時に1日目の活動は終了しました。