(2011年12月10日)
今回の活動では、新潟県刈羽村の皆さんが想いを届けようと、野田村各地で懸命にご活動されている姿に感銘を受けました。NVNADでは、2007年の中越沖地震の救援活動からずっと交流を続けて参りましたが、刈羽の方々のお姿に、あの当時大変だった刈羽村が重なります。いつか、同じ苦しみにある方々の傍に寄り添いたいと仰っていたことが、ここで実現しました。被災地のリレーの大きな一歩です。刈羽の皆様、遠いところ、本当にありがとうございました。
下安家仮設住宅では、新潟のお菓子を1軒1軒お届けしながら、すぐに会話が始まりました。時に、野田村の方も刈羽の方も、当時を思い出して涙される場面もありました。夕方からは、チーム北リアスと泉沢仮設住宅の方々とが一緒に開催しております月例交流会に、刈羽の皆さんも参加され、今度は「新潟の酒と岩手の酒の飲み比べだぁ」など賑やかに始まりました。参加者から歌は出る、思い出話に花が咲く。大いに盛り上がりました。あちらこちらで、被災体験を含む深い話が繰り広げられていたことも印象的で、交流が実っていく様子に感じ入りました。
そろそろ夕食時。談話室の外に、テーマソングとともに現れたのは、“お好み焼きを焼いて300年、第13代浪速左右衛門”との触れ込みで本格お好み焼きを焼くH氏。お好み焼き台は、大阪で購入、ソースも材料も大阪から空輸という凝りよう。今回は、チーム北リアス現地事務所長らの招きで来村。本場大阪のお好み焼きが次々と焼けていきました。H氏の誘いで、野田村の方も、刈羽の方も、お好み焼きを焼く側にまわって、会話が弾み、大いに盛り上がったことにお好み焼き(台)パワーを感じました。第13代浪速左右衛門さんありがとうございました。
皆既月食の夜。参加してくださった皆様の思い出の一コマになって、次へとつながって行ければと願っております。1月の月例会の企画はもとより、今回参加されなかった方々や、参加したくなかった方々との接点作りが今後のNVNAD・チーム北リアスの活動になっていきます。