西宮からのボランティアバス(12月11日の活動報告)

2日目(日曜日)の活動は、朝8時30分に宿泊先の国民宿舎えぼし荘をバスで出発し、野田中学校に向かいました。野田中学校のグランドに建っている仮設住宅の集会所で刈羽村の皆さんと合流しました。まず最初、簡単に自己紹介を行ったあと、今日一日のプログラムの流れを説明しました。午前中は昨日活動した泉沢の後片付けチームと、お昼に開催するお鍋パーティの準備作業チーム、また、昨日に引き続き野田中学校の仮設の皆さんにブルボンのクッキーを配布するチームにそれぞれ分かれて活動を行いました。この日もとても肌寒い日でしたが、みんな元気に活動を行っていました。

ブルボンのクッキーを配布するにあたっては、刈羽村の皆さんと西宮から参加した関西学院大学の学生さんが一緒に二人一組のチーム(合計8チーム)を結成して、一軒一軒配布していただきました。クッキーを配布するだけが目的ではなく、仮設にお住いの方々のお話をお聴きするということが一番の目的でした。刈羽村の方は2007年に中越沖地震で被災の体験をされていて、同じ被災体験した者同士なので気持ちが相通じたのか、とても熱心に津波当時のことなどを色々と話して下さったそうです。

また、集会所では、クリスマス会ということで、お昼のお鍋パーティの準備作業を行いました。刈羽村からご提供いただいた白菜やネギなどの野菜の他、野田中仮設にお住いの方からも食材のご提供をいただき、仮設の方々と一緒に下ごしらえの作業をしました。その他、3升炊きの大きな炊飯器でご飯も炊きました。11時30分頃に刈羽村の皆さんが帰途につかれるということで、集会所の前で記念撮影をとりました。12時になったのでいよいよお鍋パーティの開始、まず、野田中仮設の自治会長の中野様からご挨拶いただき、その後8つのお鍋をみんなで囲んでお鍋パーティを行いました。参加したのは野田中仮設の方が25名、ボランティア関係が17名、計42名の大お鍋パーティになりました。仮設の皆さんからは、「久しぶりにお鍋を食べたわ」「みんなで食べたらお美味しいね」という感想をたくさんお聞きすることができて、ホント和気あいあいととてもなごやかな雰囲気で交流ができたと思います。

お鍋パーティの後13時40分頃から、NVNAD企画のまつぼっくりツリーづくりと、関西学院大学の上ヶ原ハビタットというボランティアグループの企画で、クリスマスツリーの飾りつけと灯籠づくりなどを行いました。テーブルごとに分かれて実施しましたが、皆さんとても真剣に、しかも楽しんで取り組んでおられた姿が印象的でした。そして、14時40分頃からいよいよお待ちかねのビンゴゲーム大会を開催しました。昨日の泉沢の時と同じように、参加者はみんな真剣、ビンゴが出るたびに大きな声が飛び交っていました。今回特に人気があった景品は、(株)フェリシモ様からご寄付いただいた陶器のお椀で、特に年配の方には大好評でした。仮設の皆さんにとても喜んでいただけようだったので、開催して本当によかったと思います。

15時40分にビンゴゲーム大会も終了し、最後に先ほど皆さんで手作りした灯籠に火を灯して、クリスマスツリーの電飾もつけ、みんなで眺めていました。そして、全員で拍手をして解散しました。本当に短い時間ではありましたが、野田中仮設の皆さんにもいい思い出になったのではないかと思います。
野田村での2日間の活動はあっという間でしたが、はじめてお会いする方もたくさんおられて、また交流の輪が広がったのではないかとうれしく思います。泉沢仮設の皆様、野田中仮設の皆様、色々と本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。