12月18日(日)午後2時から西宮市市民交流センターの2階ホールにおきまして、第2回「野田村ファンクラブのつどい」を開催しました。3月11日に発生した東日本大震災において、被災地である岩手県野田村の支援活動を行うために、全国からいただいた募金や西宮市からの援助をもとに、これまで延べ12回西宮からボランティアバスを運行させていただきました。このボランティアバスに参加して下さった方々を対象に、関西でも東日本大震災を風化させていかないためにもつながりを深めていき、野田村のファンを増やしていこうという趣旨で開催させていただきました。
参加したのは、関西学院大学や大阪大学の学生さんを中心に、社会人の方々もご参加下さいました。今回は①「イベント・クラブ活動」と②「雇用・産業」の二つのテーマで参加者がグループに分かれて、約1時間30分あまり話し合いを行いました。①「イベント・クラブ活動」のグループでは、仮設住宅の内外を巻き込んだイベントやクラブ活動などを検討していけばいいのではないかという意見が出され、具体的には定期的にスポーツ大会(例えば、ゲートボール大会など野田村で住民の方が普段行われていたスポーツを基本に考える)を開催していくのはどうかという意見が出されました。
また、②「雇用・産業」のグループでは、事業性と慈善性のバランスの問題や、復興需要後(2〜3年は復興事業が活発になるが5年後以降はどうなるかわからない)も視野に入れながら考える必要があることや、あるいは、ボランティアが広報支援を行ったり、野田村だけではなく近隣の都市との広域連携の大切さなどが上げられました。具遺体的には、野田村の観光をアピールしていくことが重要ではないかということで、例えば、津波の被害があった海岸線沿いには桜を植樹したり、また復興マップを作成したり、あるいは、野田村の市街地全体をライトアップすることなども検討していくのはどうかという意見が出されました。
全体で3時間というプログラムでしたが、あっという間に終わるほど、皆さん真剣に野田村について意見を交わしていました。もちろんきょう出された意見はあくまでも我々支援者側の考えなので、被災された皆さんのご意見をまたお聞きしながら、今後の活動に生かせていければと考えています。野田村に行くことも大切ですが、関西にいても考えられる支援について、これからも定期的にこの「野田村ファンクラブのつどい」を開催して検討していければと考えています。ご参加いただきました野田村ファンクラブの皆さん、ありがとうございました。(終了後、近くの居酒屋で懇親会を開催させていただきました)