「1.17被災地交流会in西宮」を開催しました。

1月17日(火)午後2時〜5時まで、西宮市職員会館の3階大ホールにて、「1.17被災地交流会in西宮」を開催しました。この交流会は西宮市の受託事業の一環として実施させていただきました。先のブログにありますようにNVNADが東日本大震災の被災地支援を行っている岩手県野田村の皆様をはじめ、中越地震や中越沖地震において被災された皆様、また、阪神・淡路大震災の被災者で現在復興住宅にお住いの皆様や、東日本大震災の影響で西宮に県外避難されている皆様、その他西宮市民の皆様や飛び入りでお越し下さった岩手県大槌町の皆様など、総勢70名が集まりました。

最初にNVNADスタッフの紹介を行い、東日本大震災の犠牲者の皆様のご冥福をお祈りするために黙祷を行いました。まずNVNAD理事・米山からの開会挨拶で交流会はスタートしました。交流会は第1部と第2部の2部構成で、第1部では、各地域から現状や支援活動について報告がありました。報告順としては、まず中越地震(小千谷市)→中越沖地震(刈羽村)→東日本大震災(岩手県野田村)→東日本大震災(岩手県大槌町)→東日本大震災(青森県八戸市)→東日本大震災(青森県弘前市)→東日本大震災(チーム北リアス)という順番で説明をしていただきました。お互い初めてお会いする方も多く、皆さん熱心に各地域の報告をお聞きになっておられました。

休憩をはさみ、第2部では、6つのグループに分かれてフリーディスカッションを行いました。話していただくテーマは、まず「自己紹介+1.17に阪神に来られた感想」を一人ひとり話していただいた後、「復興について」「現在の課題は」「今後の交流について」というキーワードについて自由に意見交換をしていただきました。1時間弱という短い時間にもかかわらず、どのグループもとても熱心に意見を出されていました。住宅の再建の問題や、被災者の交流の問題、17年たった阪神でも課題は多い、東北は復興の目途がまったくみえない、このような交流会はとても大切だと思った、などさまざまな意見が出されていました。まとめとして各班のファシリテーターから、各グループで出された意見について発表があった後、最後にNVNAD理事長・渥美からの閉会挨拶をもって第2部も終了しました。

交流会終了後には記者会見の場を設けて、当日取材に来られていたマスコミ各社の皆様からの取材を受けていただきました。翌18日の朝刊には1.17の記事として各社に掲載されました。今回の被災地交流会の開催にあたりましては、西宮市防災対策グループ、職員課の皆様に多大なご支援ご協力をいただき開催することが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。主催したNVNADとしましては、この被災地交流会を通じて顔見知りになった皆様と、今後も絆を深めながらつながりを広げていければと思っております。参加して下さった皆様に心よりお礼と感謝を申し上げたいと思います。また次回、再会できますことをとても楽しみにしております。ありがとうございました。