5月11日(金)〜14日(月)の日程で、岩手県野田村にボランティアバスを運行しました。11日(金)午後2時に西宮市役所前を出発し、西宮インターから名神高速道路→北陸自動車道→磐越自動車道→東北自動車道→八戸自動車道の九戸(くのへ)インターで高速を下車し、久慈市内を経由して、翌12日(土)朝7:30に野田村に到着しました。今回参加したメンバーは、一般社会人2名の他、関西学院大学と大阪大学と大阪市立大学の学生さんを含め合計19名でした。また、現地で12日夕方に神姫バスの社員さんたち11名とも合流して13日(日)は一緒に活動をさせていただきました。
12日(土)の活動内容は、まず泉沢仮設住宅で戸別訪問をさせていただきました。今回は西宮からもち吉のおかきを持参させていただき、皆様にお渡しさせていただきました。談話室では、足湯と茶話会を開催させていただき、泉沢仮設の皆様にたくさんご参加いただきました。また、野田中の仮設住宅でも戸別訪問をさせていただき、泉沢仮設と同じように一軒一軒もち吉のおかきと翌日開催するイベントのビラを持って回らせていただきました。午前中は野田中学の体育祭(運動会)が開催されていて、留守がちな家庭が多かったです。我々も体育祭に飛び入りで参加させていただき、少しの時間ではありましたが、野田中学の生徒さんたちと交流することができてとてもうれしかったです。12日は気温が低かった上に風がとても強くて相当寒かったですが、ボランティアの皆さんは頑張って活動をして下さいました。野田中仮設の戸別訪問終了後は、米田(まいた)仮設と門前小路仮設にも戸別訪問させていただきました。
夕方16時30分には活動を終了し、バスで国民宿舎えぼし荘に移動しました。えぼし荘で神姫バスの皆さん11名と合流し、一緒に18時30分から夕食を食べ、19時30分から21時過ぎまで一日の活動のふりかえりを行いました。今回神姫バスさんの目的は、仙台の宮城交通さんに路線バスを寄贈されるのが一つで、もう一つは神姫バスさんが募集した絵50点を野田村に持って来て下さること、そして、我々と一緒にボランティア活動に参加するということでした。ふりかえり終了後に、兵庫県内で募集された絵をみんなで拝見させていただきましたが、どれも被災された方々のことを想って描かれたとても気持ちのこもった作品ばかりでした。
翌13日(日)は朝8時45分に国民宿舎そぼし荘のロビーに集合し、野田中学の隣にある中平(なかたい)公民館で開催されるイベントのお手伝いに行くグループと、えぼし荘の敷地内にある下安家(しもあっか)仮設住宅に戸別訪問に行くグループに分かれました。下安家の仮設ではおばあちゃんから編み物を教えていただいたメンバーもいて、とてもアットホームな雰囲気での活動をさせていただきました。一方、中平公民館に行ったメンバーは、まずNVNADバスメンバー11名と神姫バスのメンバー11名がペアを組み、全体で5グループに分かれて、イベントのビラを中平地区の住宅一軒一軒に配布して回りました。これまでは野田中の仮設でビラを配ることはよくありましたが、今回は仮設住宅だけではなく、仮設住宅の周辺にお住いの皆さんにも参加していただくのが目的だったので、初めて回らせていただくお宅ばかりで、とてもいい経験になりました。
11時から青森県の曹洞宗・興雲寺など6団体の主催のイベントが開催され、それが終了した13時30分からはチーム北リアス主催で足湯と茶話会を開催させていただきました。神姫バスの社員の皆さんはとても積極的に活動に参加して下さいました。一方、国民宿舎えぼし荘の会議室では、13時から昨年度NVNAD野田村復興支援金をお渡ししていた11グループの皆さんに活動報告を行っていただきました。野田村の復興のために、野田村内で活動しておられるグループ、外部から支援活動を行っているグループそれぞれが活動内容や活動に込められた思いをご報告下さいました。この活動報告会の様子は、機会がありましたらまた改めて報告させていただきたいと考えています。参加していただいた各グループの皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。バスは17時に野田村を出発し、途中道の駅のだと古墳の湯に寄ってから、帰路につきました。今回野田村で色々とお世話になりました皆様、本当にありがとうございました。また神姫バスの社員の皆様もご協力ありがとうございました。