岩手県野田村に行ってきました。

8月23日(木)〜27日(月)の日程で、岩手県野田村にボランティアバスで行ってきました。
今回は、関西学院大学・社会学部からバスが1台、大阪大学・すずらん(費用は育友会が負担)からバスが1台、そしてNVNADからバスが1台の合計バス3台で行ってきました。23日午後2時頃に関西学院大学、西宮市役所、大阪大学吹田キャンパスからそれぞれバスが出発し、名神高速道路の多賀サービスエリア(滋賀県)でバス3台が合流しました。トイレ休憩後に参加者全員(51名)で簡単に挨拶をしました。そこからバス3台が連ねて北陸自動車道→磐越自動車道→東北自動車道→八戸自動車道(九戸インターで下車)を経由して、翌24日朝8時過ぎに野田村に到着しました。

まず野田村役場前にあるのんちゃん広場にバスを着けていただき、チーム北リアスの現地事務所に滞在していた大阪大学の学生さん3名と合流し、全体で活動内容について確認を行いました。今回の活動内容は大きく分けて2つあり、一つは「野田まつり(24日〜26日開催)」開催に伴うブースの出店と地元のお店のお手伝いで、もう一つは仮設住宅での流しそーめん企画でした。野田まつりでは、のんちゃん広場にテントが立ち並んでいて、そこでは「お好み焼き」「足湯&交流コーナー」「観光マップ&看板づくり」を、また役場横の総合センターでは「サイエンス教室」を開催しました。それ以外にも、久慈広域観光協議会主催のコミュニティFMや野田村商工会青年部主催の焼き鳥や飲み物の屋台、あるいは地元のお店が出店されていた抽選コーナーやストラックアウトなどの子どもたちの遊びコーナーのお手伝いなどをさせていただきました。

また、仮設住宅では、まず24日は米田(まいた)地区で「流しそーめん」を実施させていただきました。10時頃から仮設の談話室の前に、大阪大学から持ってきてもらった半分に割った竹を組み合わせて、流しそーめんの準備を行いました。節がまだ残っていたので仮設の自治会長さんにドライバーと金槌で取り除いていただいたり、また住民の方にお手伝いいただきながらなんとか12時前に準備が終わりました。「12時から流しそーめんが始まります」といったチラシを事前にお配りしていたので、12時になると米田仮設の住民の皆さんが集まって来て下さり、いよいよ流しそーめんがスタートしました。最初はうまくそーめんが流れるか少し心配でしたが、なかなかいい感じで流れたのでほっとしました。参加した子どもたちや大人のかたには大好評で、実施してとてもよかったと思います。

一方のんちゃん広場では、24日の夜は盆踊り大会&大抽選会が開催され、大勢の野田村民の方々が集まって大変な盛り上がりでした。大抽選会が終わったのが21時30分過ぎ、我々はバスに乗って、大阪大学のバスは宿泊先の久慈市の平庭山荘へ、関西学院大学とNVNADのバスは国民宿舎えぼし荘へ移動し1日目の活動を終了しました。
2日目(25日)は、朝9時過ぎにのんちゃん広場に集合し、全体で活動内容の確認を行ったあと担当ごとに分かれて打ち合わせを行いました。2日目も1日目と活動はほとんど同じでしたが、「サイエンス教室」がのんちゃん広場に変更になったのと、流しそーめんは泉沢仮設で開催しました。2日目のメインは、演歌歌手の小金沢昇司さんや長山洋子さんたちが『演歌キャラバン隊2012』というキャンペーンでのんちゃん広場のステージに出演されていましたが、野田村民以外に村外からもたくさんの来場者があり、ものすごい盛り上がりでした。2日目は17時に終了し、全体で国民宿舎えぼし荘に移動して、夕食を食べながら6つのグループに分かれて24日と25日の活動のふりかえりを行いました。

3日目(26日)も朝9時過ぎにのんちゃん広場に集合。野田村村長がわざわざお越し下さり、全員の前でご挨拶下さいました。みんな気合の入ったところで最終日の活動を開始しました。3日目の流しそーめんは野田中学校の仮設住宅で実施させていただき、とてもたくさんの方が食べに来て下さいました。今回の3日間の活動中は、野田村では珍しく気温が高くて少し体調を崩した学生さんがいましたが、なんとか無事に活動を終えることが出来ました。今回は野田まつりや仮設住宅での流しそーめんなどを通じて、たくさんの野田村民の皆様とお会いさせていただき、あたたかいお気持ちをたくさんいただくことが出来ました。今回参加した学生さんたちのほとんどが野田村が初めてだったのですが、ぜひまた野田村に行きたいと多くの学生さんが言っていたのがとてもうれしかったです。野田村の皆様、我々関西組をあたたかく受入れて下さりありがとうございました。それから色々と準備段階からご尽力をいただきました大阪大学の太刀掛先生以下学生の皆さん、そして関西学院大学の関先生、長松先生以下学生の皆さん、色々とお世話になりありがとうございました。(チーム北リアス現地事務所長の貫牛様、事務局員の塩田君にも大変お世話になりました。ありがとうございました。)