8月22日(木)〜26日(月)の日程で、岩手県野田村に行ってきました。今回西宮からは関西学院大学社会学部1台とNVNAD2台の計バス3台、また大阪からは1日遅れで大阪大学災害ボランティアサークルすずらんのバス1台が野田村に向かい、合計75名の参加者による活動となりました。22日(木)16時に西宮市役所前からNVNADのバス2台、18時30分に関西学院大学からバス1台がそれぞれ出発しました。NVNADのバス2台の内1台は三重県の亀山パーキング経由で三重県ボランティア連絡協議会のメンバーと合流し、新東名高速道路を通って東京経由で岩手県を目指しました。バス3台は翌23日(金)の朝9時〜12時頃に野田村に到着しました。
1日目(23日)の活動は、野田中学校の仮設住宅で流しそうめんを行いました。10時過ぎから仮設住宅の集会所の前あたりで、大阪大学で切ってくれた竹を使って流しそうめんの流し台をまず組み立てていき、集会所ではそうめんをゆでさせていただき、11時30分頃から流しそうめん大会を開催しました。事前に仮設住宅の各家庭にビラを配布していたのでたくさんの方がお越しくださいました。また、集会所の中ではお茶とお菓子を用意して茶話会を開催しました。また、野田村商工会の駐車場では、野田祭りに参加するという形で、野田村住民が栽培しているしいたけ焼きや、三重県ボランティア連絡協議会メンバーによる伊勢うどんの他、足湯や子ども遊び(バルーンアート、スライム、ヨーヨー、スーパーボール)、フォトモザイクなどのコーナーを出店させていただきました。夜は、役場前にあるのんちゃん広場で盆踊り後に大抽選会がありましたが、一部の学生さんたちで、野田村商工会青年部の焼き鳥ほか、抽選会のお手伝いをさせていただきました。
2日目は朝9時に役場前にあるのんちゃん広場で、この朝野田村に到着した大阪大学のバス組と合流し、全体で活動の役割ごとに分かれて挨拶と打ち合わせを行いました。この日の流しそうめんは、泉沢仮設住宅と米田(まいた)仮設住宅で開催しました。午前中は、津波の被害を受けた海岸沿いでゴミ拾いをするグループ、野田村の子どもたちと一緒にまち歩きをするグループ、野田中仮設に行き野田祭りで出店するブース紹介のビラを配布するグループなどに分かれて活動しました。昼頃からは前日同様、野田村商工会の駐車場(野田祭り会場)で、しいたけ焼きや伊勢うどん、子どもの遊びや足湯などのブースを出店させていただきました。17時に活動を終了させ、貸切バスで西宮組の宿泊先である国民宿舎えぼし荘へ移動し、夕食後に参加者全員で2日間の活動のふりかえりと翌日の活動の割り振りならびに打ち合わせを行いました。
3日目も朝9時に役場前にあるのんちゃん広場に集合し、当日活動するグループごとに分かれました。この日は国民宿舎えぼし荘前の駐車場で、えばし荘の敷地内にある下安家(しもあっか)仮設住宅の方々を対象に流しそうめんを実施しました。準備途中に野田村村長さんもお越し下さり、色々とお話をさせていただきました。その他のメンバーは、午前中はゴミ拾いグループ、泉沢・米田・門前小路の各仮設住宅に行き野田祭りで出店するブース紹介のビラを配布するグループ、まち歩きの成果をまとめるグループなどに分かれて活動を行いました。前夜に全体で打ち合わせを行っていたので、3日目はよりスムーズに活動を行なえたのではないかと思います。夕方16時過ぎには片付け準備に入り、17時にはすべての活動を終了しました。
活動終了後、西宮のバス1台のメンバーは、夜の花火大会まで残るということで国民宿舎えぼし荘に戻りましたが、その他のメンバーは、徒歩で「道の駅のだ」まで移動し、野田村のお土産を購入しました。そこで迎えに来ていたバスに乗り、もう1日野田村に残る大阪大学のメンバーに見送られるなか野田村をあとにし、西宮に向けて帰路につきました。
今回も野田村の仮設住宅をはじめ、住民の皆様には本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。次回、野田村を訪問する時には、またどうぞよろしくお願いいたします。そして、バスで一緒に参加して下さった関西学院大学社会学部の関先生と雪村先生をはじめ学生の皆さん、大阪大学の太刀掛先生以下すずらんや学生の皆さん、そして、三重県から参加して下さった三重県ボランティア連絡協議会の皆さん、西宮から参加して下さった小学生・中学生・高校生とその保護者の皆さん、そして、チーム北リアス現地事務所の移動のお手伝いをしていただきました岩手県立不来方(こずかた)高校の深澤先生と生徒の皆さん、チーム北リアス共同代表の河村先生と生徒の皆さん、本当にありがとうございました。