9月14日(土)、西宮市市民会館の会議室にて「災害時の食について考える」セミナーを西宮市受託事業として開催しました。前半は、講師に甲南女子大学の奥田和子名誉教授をお迎えし、南海トラフ大地震を想定して、普段からどのような災害食を準備しておけばよいのかについて講演をしていただきました。奥田先生は、アルファ米などの非常食も大切であるが、災害直後は水などが手に入らない可能性が高いので、水などがなくても簡単にすぐ食べられるものを準備しておくことが大切なポイントであると強調されました。
後半では、災害食を積極的に開発し販売している会社の商品をご紹介いたしました。江崎グリコ㈱、カゴメ㈱、キューピー㈱、ホリカフーズ㈱、大塚製薬㈱からは、ご担当者の方にお越しいただき、各社10分の持ち時間内で商品の説明をしていただきました。一部の商品については、参加者の皆様に試食もしていただきました。この他にも、六甲味噌製造所や岡根谷㈱からも商品のご提供をいただきました。このセミナーにはたくさんの参加者がお越し下さり、皆さん、真剣にお話を聴いて下さっていたのが印象的でした。災害時の食についての関心の高さがうかがえました。講師を担当していただいた奥田先生をはじめ、お忙しい中わざわざご参加下さった企業の皆様には心より感謝申し上げます。今後も南海トラフ大地震を想定した様々な取り組みを行っていきたいと考えています。