台風18号 ボランティアバスを福知山に。

台風18号の影響で大きな被害が出た京都府福知山でのボランティアを行うため、西宮市社会福祉協議会のご協力をいただき、NVNADと共同で9月22日(日)に西宮からボランティアバスを運行させていただきました。朝6時45分に西宮市総合福祉センターに集合。今回の参加メンバーは、西宮市職員が16名、大阪大学関係が8名、さくらFMから2名、その他一般ボランティアやスタッフなど含め全員で41名でした。集合場所には西宮市の河野市長もわざわざお越し下さり、参加者全員の前で激励のご挨拶をいただきました。7時にボランティアバスは出発し、宝塚インターから中国自動車道に乗り、舞鶴若狭自動車道を経由し、福知山インターで高速を降りました。

まず、災害ボランティアセンターの総括本部のある三段池公園に行きボランティア登録を済ませ、またバスで災害ボラセンの大江現地センターというところに移動しました。そこから作業現場まで現地スタッフの車に船頭していただき、約10分程度で常津(つねづ)地区というところに到着しました。この常津地区は全部で25世帯の集落で高齢化が著しい地区の一つです。台風の大雨の影響で近くを流れている由良川が氾濫し、場所によっては約5m浸水し、翌17日まで水が引かず一時孤立集落になったとのことでした。

常津地区に到着すると区長様がお迎えくださり、水害の現状と作業内容(被災者からのニーズ)をご説明いただき、10時30分頃から作業を開始させていただきました。作業内容は、水に浸かった2軒のお宅の清掃や泥だし作業、および常津地区全体に流れ着いた流木や稲ワラの回収作業などを行いました。常津地区の皆様も一緒にお手伝い下さり、とても作業がしやすく助かりました。約1時間ごとに休憩をとらせていただき、15時30分まで作業を行いました。終了後は区長様などからお礼のお言葉をいただき、参加したボランティアの皆さんも「来てよかった」「少しでもお役に立てた」と実感した瞬間ではなかったかと思います。

最後に、地元の方が全員で一緒に写真を撮ろう!とおっしゃって下さり、全員で集合写真を撮らせていただき、それぞれ握手をして別れました。我々が作業した時間はたったの4時間程度でしたが、作業という行為以上に西宮からお気持ちを届けることが出来たのではないかと思います。我々ボランティアを快く受入れて下さった常津地区の区長様をはじめ住民の皆様、本当にありがとうございました。今回偶然にもお知り合いになれたのも何かのご縁だと思いますので、また今後も何らかの形でつながりを持たせていただければと思っています。また、今回参加して下さったボランティアの皆さん、本当にお疲れさまでした。皆さんの活躍や想いはきっと被災された皆様に届いたのではないかと思います。そして、今回ボランティアバスを運行するにあたり、現地との事前の調整や、スコップやタオル、飲み物など備品・消耗品などを準備して下さいました西宮市社会福祉協議会の皆様には、心より感謝申し上げます。