9月28日(土)、高木小学校にて子ども防災クラブの今年度第2回目の活動を行いました。今回のテーマは「防災ワークショップ」ということで、子どもたちには、『救急隊員』『消防隊員』『医師』の3つの役割を設定し、それぞれにチャレンジしてもらうという内容でした。例えば、『救急隊員』であれば、棒と毛布を使い簡易担架をつくり、その上におもり(ペットボトル)を置き、運搬が可能か確かめました。また、『消防隊員』では、台車におもり(A4用紙)を乗せ、その手すりにロープワーク(もやい結び)を行い、そして、廊下をリレー形式で引っ張り合ってタイムを競うといったことを行いました。そして、『医師』では、日常どこにでもあるタオルやマジックなどを使って子どもたちが交互に止血法を試し、その方法を学びました。それぞれ、まず学生リーダーが子どもたちにやり方を伝え、学んだ子どもたちは、次に同じグループの他のメンバーにやり方を教えてもらいました。ただ単に聞いて覚えるだけではなく、子どもたちが先生となって他のメンバーに教えることで、より一層習得できたのではないかと思います。
プログラムの後半は、全体ワークショップということで、乾パンや飲料水、簡易トイレや10円玉など災害時に必要と思われるものを、あらかじめこちらで10個上げておいて、グループごとに1から10まで優先順位をつけてもらいました。3班に分かれて行いましたが、すべての班が乾パンと飲料水を上位にもってきていましたが、それ以外は班ごとに特色があって面白かったです。最後には、この10個はそれぞれ災害時には必要だということを子どもたちにリーダーから伝えてもらいました。今回のプログラムはまったく初めての試みでしたが、子どもたちにとっては災害時の対応や防災について新たな気づきと学びがあったのではないかと思います。今回初めて参加して下さったPTT(プロフェッショナルトレーナーズチーム)の坂口さん、鎌塚さんにはお礼申し上げます。また今回のプログラムを企画してくれた関西学院大学の関ゼミの皆さんにも感謝申し上げます。