11月24日〜30日の日程で岩手県野田村に行かせていただきました。今回は普段地域見守り勉強会に参加している野田村社会福祉協議会の方や生活支援相談員、また地域見守り活動の受け手である仮設住宅の自治会長さんにお話しを伺うために行ってきました。このインタビューを通じて地域見守り勉強会の意義であったり、外部支援者として学生が地域見守り勉強会に参加することの意義を知ることが目的でした。
インタビューを通して感じられたことは、長期的に継続することの重要性でした。例えば、ボランティア団体であるチーム北リアスと泉沢仮設の住民の方とは定期的に交流会が開かれていますが、この交流会を通じてお互いの顔を覚えていくなかで信頼関係が生まれたことが泉沢仮設の自治会長の方のお話を伺うなかで感じられました。そして、野田村社会福祉協議会と毎月行っている地域見守り勉強会についても同様のことが言えると考えられました。見守り勉強会は時期に応じた問題等について話し合うことを目的としていますが、毎月ボランティアと野田村社会福祉協議会の方とが顔を合わせることによって信頼関係を育む場でもあると思われます。
また学生が参加することの意義として、住民の方の声を見守り勉強会に反映させていくことができるのではないか、ということです。見守り勉強会で取り上げられる議題は住民の方が感じている問題などに沿っていることが望ましいですが、その声を拾い上げる役割の一つを学生が果たせるのではないでしょうか。学生相手だから話してくれるという人もいると思われます。
今後、これらのインタビュー結果をより考察していくことで見守り勉強会の継続的開催を安定化することの必要性を考えてゆきたいと思っています。