12月1日(日)、武庫川女子大学にご協力をいただき『防災ウォークラリーin西宮』を開催しました。今回のテーマは「津波災害から自分自身や地域を守るための知識や意識を高める」で、プログラム内容は、津波災害の話、防災クイズ、ウォークラリー、災害食(非常食)の紹介、津波避難ビルの説明、などを行いました。当日スタッフとボランティアは朝9時に武庫川女子大学の正門前に集合し、武庫川女子大学の茅野先生からご挨拶をいただいた後、総合スタジアム組と栄養科学館組に分かれてそれぞれの会場に移動しました。総合スタジアムではテントの設営、受付の準備、音響や控室の準備作業などを行いました。一方、栄養科学館では、ウォークラリーのゴール地点の準備や、災害食の各コーナーの準備作業などを行いました。
12時30分になり受付を開始し、13時から武庫川女子大学の大島さんの司会でプログラムをスタートしました。まず、西宮市地域防災啓発課の竹田課長から開会のご挨拶をいただき、続いて京都大学防災研究所の矢守教授から津波災害の話をお聴きしました。その後、学生ボランティアが中心となって防災クイズを6問出題しました。そして、防災クイズに引き続き、PTT(株式会社プロフェッショナルトレーナーズチーム)の坂口さん、原山さんから準備体操を指導していただきました。そのあと参加者はグループに分かれ、学生ボランティアが各グループにリーダーとして入り、今回のメインプログラムである防災ウォークラリーが14時過ぎにスタートしました。ウォークラリーでは、グループごとに総合スタジアムを出発し、途中津波避難ビルに指定されている小学校や中学校などに設置されたチェックポイントを3カ所通過してゴールを目指していただきました。各チェックポイントでは、スタンプを押してもらうのと同時に、簡単な体操を行っていただきました。
早く出発したグループは約1時間が経過した15時過ぎに、ゴール地点である栄養科学館に到着しました。ゴールしたグループから参加賞を受け取り、災害食の展示コーナーをまわっていただきました。そして、最後に、本会が東日本大震災の発生当初から支援を続けている岩手県野田村でのボランティア活動の様子や、西宮市内の津波避難ビルの説明などの映像をスクリーンに映しながら行い、16時30分に全プログラムは無事に終了しました。参加して下さった皆様からは、「津波災害についていい勉強になった」「津波避難ビルが身近にあることがわかってよかった」「災害食にも色々な種類があることがわかった」などの感想をいただきました。今回参加して下さった西宮市民の皆様、本当にありがとうございました。また、災害食のご提供をいただきました企業7社の皆様にも感謝申し上げます。
そして今回の防災イベントの企画には、武庫川女子大学の茅野先生の授業「レクリエーションの企画と運営」の受講生7名(成瀬さん、岡本さん、崎野さん、堀口さん、齊藤さん、宮原さん、坂さん)にご協力をいただきました。また7名の学生企画メンバー以外にも武庫川女子大学の学生さんをはじめ、関西学院大学や大阪大学、PTTの皆様にも当日ボランティアとしてご協力をいただきました。皆様に改めてお礼申し上げます。今回の防災イベントを通じて、色々な方々と交流を深めることが出来ました。
南海トラフ大地震が叫ばれる中、「津波災害」をテーマに今後も活動を展開していければと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
■主 催:NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
■後 援:西宮市、西宮市社会福祉協議会、NHK神戸放送局、サンテレビジョン、朝日新聞神戸総局、毎日新聞阪神支局、読売新聞阪神支局、神戸新聞社(順不同)
■協 賛:大塚製薬株式会社、江崎グリコ株式会社、カゴメ株式会社、キューピー株式会社、ミツレフーズ株式会社、株式会社岡根谷、ホリカフーズ株式会社 (順不同)
■協 力:武庫川女子大学、株式会社プロフェッショナルトレーナーズチーム(PTT)