1月17日(金)14時〜17時、西宮市民会館の会議室にて、西宮市の受託事業の一環として第3回「1.17被災地交流会in西宮」を開催しました。今年も新潟県刈羽村や岩手県野田村などの被災地から関係者をお招きし、被災地同士の情報共有とお互いの交流を深めることを目的に開催しました。第1部では、それぞれの被災地の現状や活動について約10分程度でプレゼンを行っていただきました。今年で阪神・淡路大震災から19年、中越地震から10年、中越沖地震から7年、東日本大震災から3年をそれぞれ迎えますが、被災地によっては大変な状況がまだまだ残っている中で、復興に向けて頑張って取り組んでいる状況について説明がありました。
休憩をはさみ第2部では、参加者の方々に4つのグループに分かれていただき、「阪神・淡路大震災20周年に向けて」というテーマで、関西学院大学社会学部の関先生の進行のもとグループディスカッションを行ないました。グループごとに最後に発表をしていただきましたが、阪神・淡路大震災20周年には、「震災を経験していない若者を含めて語り合う集まりをしてはどうか?」「まだまだ生活で困っている現状を共有した上で、次への一歩を話し合う場をもってはどうか?」「語り合うコナモン大会を開催してはどうか?」など色々な意見や提案が出ました。
今回出された意見や提案を整理した上で、来年の阪神・淡路大震災20周年における取組について、NVNAD内部で検討していければと思っています。20周年を迎えるといっても被災された方々にとっては単なる通過点であり、生活が大きく変わるわけではないと思います。しかし、マスコミも含め世間の注目や関心が集まるであろう20周年というタイミングに、これまでの事実や教訓を整理した上で、今後の災害に備えて我々が行っていくべきことを発信し、広げていく必要はあるのではないかと思っています。この交流会に参加して下さった新潟県刈羽村と岩手県野田村の皆様、そして、この交流会の運営をサポートしていただいた関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。来年に向けて引き続きどうぞよろしくお願いいたします。