2月1日(土)、2月2日(日)両日とも朝10時30分から野田村社会福祉協議会の主導で、復興第2住宅への引越し後の空き家となった仮設住宅にて清掃作業を行いました。社協職員、NVNAD、大阪大学学生、京都大学学生など計八名が参加し、独居高齢者世帯を対象として今回は4軒の清掃作業を行いました。
具体的な清掃内容としては、換気扇やエアコンのフィルターなど、高齢者の手の届かない部分や、浴室・台所・トイレといった水回りを重点的に清掃しました。1軒につき1時間半を目安としましたが、慣れない清掃活動に苦戦し、また、少し綺麗になり始めるともっと綺麗にしたいという欲も生まれ、実際は3時間ほどかかってしまうこともありました。
今回の清掃ボランティア活動は、仮設住宅の清掃だけにとどまらず、引っ越しされた被災者の方々とゆっくりと顔を合わせることで、復興住宅に移り住まれた後のコミュニティ形成の一助となることもねらいの一つでした。私たちボランティアが媒介となって、新たに復興住宅でもコミュニティが形成されることを期待しています。
清掃終了後、被災者の方のご厚意によって引越し先の復興住宅にお邪魔させていただきました。そこでの明るい笑顔を見て、良かったと思うと同時に、仮設住宅に残っている方々に対してどのような寄り添いが必要か、さらに考えていく必要があることを改めて認識しました。(大阪大学 宮前良平、京都大学 インナテルジ)