2月21日(金)、西宮市商工会議所主催の「企業防災と事業継続を学ぶ」というセミナーにおいて、NVNAD理事であり京都大学防災研究所教授の矢守克也先生に基調講演をご担当いただきました。テーマは「南海トラフ地震に備える」で、岩手県野田村や高知県四万十町興津(おきつ)での取り組み事例などを紹介しながら、日頃からの訓練がいかに大切であるかというお話がありました。特に印象に残ったのは、「敵を知り、己を知る」というたとえから地震(津波など)=敵について色々と知ることも大事だが、自分自身のこと(避難など)=己についても知っておくことが大切だということや、想定されている津波の『高さ』を知ることも大切だが、津波の到達する『時間』も意識しておいてほしいといった内容でした。また、「あきらめる」「油断する」「人任せ」になることが一番よくないことだと何度も強調されていました。NVNADとしても、今後西宮市内での津波対応について、行政や企業など色々な方面の方々と連携しながら備えていければと思います。西宮市商工会議所の皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。